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2010年05月17日
「Sakura」 大阪・ホテルニューオータニ大阪・フランス料理
ホテルニューオータニ大阪の
フランス料理・レストラン「Sakura」のシェフ・
ドミニク・コルビさんが5月15日で「Sakura」を去りました。
「ドミニク・コルビ最終章」というフェアで食しました。
なんと男性14名の宴です。
アミューズが3品です。
次に登場しました。
「ピラミッド・キャビア」最終章の想いを込めて、です。
これぞコルビさんを象徴する逸品でした。
「これだけキャビアを食べることはもう無いかもしれないね」と
言うのがみんなの意見でした。
堪能です。
空豆のクリームスープ
数種の貝とメカブの軽いムースを添えて。
空豆の香りと
貝の食感がなんとも食べる楽しみを誘います。
太刀魚のムニエル「グルノーブル風」2010 コルビスタイル。
かなりサイズの大きな太刀魚ですね。
柑橘やウニの香りが利いています。
仔牛のブランケット モリーユの香り。
これはリクエストした料理です。
最近ブランケット・ド・ヴォーを食べる機会が少ないからです。
生クリームたっぷり、おまけにモリーユのジューもしっかり。
「つなぎに卵黄を使っています」とのこと。
これには感動ですね。
古典的なフランス料理の一品ですが、
やはり旨いといえるのです。
そこに御飯をプラス。
御飯は野菜の一種です、
ソースと御飯の相性も見事です。
仔羊腿肉の煮込み クスクス添え「モロッコからの便り」。
まずはクスクスが出てきます。
スパイシーなソーセージも付いています。
それを各自の皿に取り、仔羊のソースをかけます。
このソースはしっかりしています。そして上品です。
出来上がりはこんな感じです。
これもリクエストした料理です。
デザートは
「はっさく」のソルべ・サラダ・クレーム・チュイル。
はっさくのソルべをメインとした楽しいデザートです。
続いて
洋梨香り漂うチョコレートのビロード
蜂蜜酒のアイスクリーム添え。
コーヒーと
小菓子です。
そしてこの日飲んだワインのラインナップです。
こんな料理が大阪で食べられなくなります。
ドミニク・コルビさんは、
シェフとして料理を作るだけでなく、
フランスからシェフを呼んでフェアを開催するなど、
プロデューサーとしての才能も持っている人物です。
多くの料理人や生産者とのネットワークも広く、
ユニークな存在でした。
ありがとう、そしてお疲れさまでした。
ドミニク・コルビさん。
ホテルニューオータニ大阪 Sakura
大阪市中央区城見1-4-1
06-6941-1111
投稿者 geode : 01:14