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2010年05月19日

「ドゥーズ・グー」 京都・柳馬場三条・フランス料理店

京都・柳馬場三条下ル、
路地を入ったところのフランス料理店「ドゥーズ・グー」。

8名でのランチです。

フランス・ロワールの
ヴァン・ムスー「ギィ・ボサール」。

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支配人・小林正裕さんのお薦めです。

アミューズはビーツのピュレに
泉州水ナス、青りんごのソルべ。
ホワイトアスパラガスにシソの新芽です。

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このマッチングが素晴らしいのです。
スタートから快調!

次はジャルダン・レギューム、
つまり野菜の庭というメニューです。
種々の野菜が、皿に盛り込まれているのですが、
この美しさはテクニックと感性の出会いから生まれるものです。

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ソースはウスイエンドウ豆とグリオットチェリー、
オレンジがトマトのクーリー。
野菜は丸ズッキーニ、黄ズッキーニ、ズッキーニの花、
インゲン、大根、ネギ坊主、スプリングオニオンなどなど。
それぞれ下処理が見事に施され、
ソースとの相性も素晴らしい。

スープは冷たい二層。

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下はスウェーデンカブラ、上が雪下ニンジンです。
真ん中にコンソメのジュレ、赤はカシスのピュレ、
ミントに新芽にセージ。
カシスとスープの出会いが見事。カシスの酸味が仕事をします。

また
タイムを含んだパイ生地を細かくしたフリットを入れ、

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タイムの香りが広がり二段目の楽しみが現れます。

魚料理はオホーツクの帆立の貝柱。
中はしっとりと甘みが充溢です。

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新タマネギのピュレの甘さと
パッションフルーツの酸味が素敵な出会いを演出します。
パッションフルーツがもたらす香りもいいです。

肉料理は大阪の犬鳴ポークのロースト。
ナッペしてあるのはブール・エピス、
クミンやコリアンダーを混ぜたスパイスです。

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またこのソースが傑作です。
豚のジューにフォン・ド・ヴォー、
そこにフランボワーズベースのジュが入ります。
これがなんとも旨いのです。
やられましたね。
下に敷かれたきのこのソテー。
きのこは富士山の五合目から届いたというもの。
ふきのとう、たらの芽、こごみ、こしあぶらなどの
フリットも申し分なしです。

デザートも力作です。
一番下には
ラベンダーのムース、ラベンダーのチュイル、
杏のソルべ、ホワイトチョコのリング。

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ソースはラベンダー。
視覚的な美しさもさることながら
全体のまとまりも良いです。

エスプレッソのクリームも
きちんとしています。
料理からデザート、
ドリンクまですべてに神経が行き渡っている感じです。

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シェフの小霜浩之さんは、
新進気鋭の料理人で
ボキューズ・ドールのファイナリストです。
これからの展開が楽しみ。

ここはワインも手頃で珍しいのが揃っています。

ドゥーズ・グー
京都市中京区柳馬場三条下ル槌屋町83
075-221-2202

投稿者 geode : 03:05