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2010年05月20日
「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ店
年に一度ほど
「飛び切りの牛が入りました」と
京都・桂の「くいしんぼー山中」の
ご主人から連絡を頂きます。
なにはさておき、
美味なる近江牛を求めて駆けつけます。
最初は
定番のジャガイモとバター。
永遠の組み合わせです。
この日は、アワビが入ったそう。
それも料理して下さるとのことです。
ご主人・山中康司さん。
ホントに牛肉が大好きな料理人です。
まずは生で食べる部位です。
左半分がヒレです。
右側がランジリ。
ランプの先っちょです。
これらを生で食べるのですが、
その品ある香りと広がる甘さ。
これでこの牛は見事と感じさせる力を持っていました。
次に見せてもらったのが、ステーキとビフカツ用です。
上の一片がリブ・ロースでカツレツに、
下の四片はヒレ・ミニヨンでステーキに、と。
アワビはコンソメで炊いてあります。
身は柔らかくなり、磯の香りも立ってきます。
そこに肝のソースがかかります。
なんと旨いんでしょう。
柔らかく歯が入ってゆく様や
ソースとの絡み具合などうっとりするぐらいでした。
コンソメです。これも贅を極めたコンソメ。
上品なのに旨みが濃厚。
さすがです。
いよいよステーキです。
この色艶には驚き、食して感動です。
パクパク食べてしまいました。
これが牛肉の旨さだとしっかり把握するのです。
カツレツもいきました。
この色をご覧ください。
味は閉じ込められています。
だから口に含んだ時のあふれ具合が破裂しそうです。
山中さんは「ガーリックライス」と呼んでおられますが、
これにも牛肉がびっくりするほど入っています。
これだけでも満足するようなご飯です。
この牛肉に出会えてよかった、
と思うディナーでした。
くいしんぼー山中
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745
投稿者 geode : 06:31