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2010年05月31日
「菊乃井 本店」 京都・円山公園・日本料理
来春のクルーズの打ち合わせも兼ね、
円山公園の「菊乃井 本店」で会食。
夕刻5時半頃から食事は始まりました。
部屋から眺める外の風景はこのような感じです。
随分と日が長くなってきました。
先付
長芋羹 蛸 食い出しジュレ 花穂紫蘇 山葵です。
山葵の利いたジュレは酸味と辛みが良いバランス。
長芋は食感をかなり残したもの。
その歯応えも見事。
八寸
鴨川ごり万年煮 花付胡瓜 ひしお
枇杷玉子 蛸の子 川海老 水玉ぐじ 新甘藷甘煮です。
手前の器が
ごり。
水玉ぐじは胡瓜でぐじを巻いたもの。
枇杷玉子は玉子の黄身の味噌漬け。
向付
天鯛 車海老 あしらい一式。
明石の鯛は熟成が利いて旨みがのっています。
車海老の甘いこと。
そして鱧落としです。
蓋物
穴子飛龍頭 三度豆 木の芽あんです。
この穴子飛龍頭の旨さは格別でした。
穴子の脂分が溶け出したまりません。
焼物
鮎塩焼き 山蕗 蓼酢です。
湖北の鮎。
しっかり頭を焼いています。
ここまで焼かないとぬるっとした食感が残ります。
一人3尾つけで満足です。
口直し
トマトソルべ バラフです。
冷し鉢
鴨大和煮 小芋 白ずいき ミニオクラ 粒マスタードです。
大和煮とは砂糖・醤油や生姜などの香辛料で
濃く味付けした料理。
強肴
鮑磯焼き 肝醤油 酢橘塩です。
鮑とウニをワカメで巻き、
それを塩釜状態で火入れをします。
全体に火が通るのです。
ワカメの香りやウニの旨みもプラスとなります。
御飯
鯛飯 木の芽 胡麻です。
文句なしです。
止椀
新玉葱すり流し 小玉葱 赤万願寺唐辛子 七味です。
これがなんとも上品な甘さで、するりです。
水物
みつ豆 ペリカンマンゴ メロン
寒天 サクランボ 白玉 小豆です。
これもほのかな甘さと
果実の風味の融合の賜物です。
そして、わらび餅と
お薄茶
今回は「水無月の献立」を頂き、
料理名の表記はそれにしたがっています。
男性四人の席でしたが、
二階では宴会が催され三味線の音色が聞こえ、
それは料亭の風情を感じるものでもありました。
菊乃井 本店
京都市東山区祇園円山真葛ヶ原下河原町459
075-561-0015
投稿者 geode : 03:00