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2010年06月08日

「北海道食大使 とらぬ狸」 埼玉・大宮・料理とワインの店

関西から2人、静岡から1人、
岐阜から1人、東京から1人の合計5名。
料理とワインを愛する仲間が集まりました。

大宮駅からすぐそば。雑居ビルの2階、
外から見ると居酒屋さん風情が漂っています。

ご主人の小口徹さんは、古酒が大好きというか
まさにオーソリティです。
1月には、いつものメンバーに小口さんが加わり、
大阪のレストランに集合しています。

今回は小口さんの「とらぬ狸」に。

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ひま研牧場産「仔羊」を食べようということで、
集まったのです。

オードブルです。
厚岸湾牡蠣シャンパン蒸し&スモーク、山菜の天ぷら。
厚岸湾牡蠣は汽水域に生息する牡蠣で今が厚みのある味わい。

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なんといっても
くるみのチップでスモークした牡蠣の旨いこと、驚きました。
そこに合わせたのは、Pol Roger Brut 93年です。
熟成の進んだシャンパンとスモークの出会いは強烈でした。
山菜はコシアブラにタラノメです。

前菜。
仔羊ランプの刺身に、レバーのたたき、埼玉「たま軍鶏」の刺身。

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ここでもシャンパンを飲んでいたのですが、
赤もということになり、レバーのコクのある味わいには、

Charmes Chambertin 95年 Domaine Geantet-Pansiot です。
これも良いですね。

次は
ひま研牧場産「仔羊」の内臓串焼き
おじま自然農園産「たま軍鶏」内臓串焼き。

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奥が串が仔羊です。
先からタン、心臓、横隔膜二種。
どれもしっかりとした味、濃厚なのです。
手前の串が、たま軍鶏です。
先からレバー、心臓、砂肝、玉。レバーの旨さには驚き。
ここでCh.Haut Batailley 70年が登場。

そして
ひま研牧場産「仔羊」炙焼き。
まずはヒレとロースです。
このロースの脂分が実に深みのある味わい。
コクや旨みが強いのに品があるのです。

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ここに突然現れたのがBonnes Mares 29年です。
「状態がもっと良ければチーズの時に
 お出ししようと思っていたのですが、今お出ししました」と。
香りは少しマデラのような感じを受けるのですが、
味わいは十分楽しめました。

小口さんが
「次の鞍下肉の芯には白が合うと思います。香りなんです」
と出されたのが、Corton Charlemagne 92年 Louis Latour。
ミネラル分がいい具合に抜け始め甘みを感じます。

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鞍下肉の芯と何の違和感もなく喉を通り、
胃袋に収まってゆきます。
初の体験ですが良い感じ。

最後は
おじま自然農園産「たま軍鶏」CC煮込み。
このCC煮込みはCorton Charlemagne 93年を
1本使ったとのこと。これは反則技のようなものです。
ソースが旨い。

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「たま軍鶏」もかなりやります。
一度購入してみようかと思います。
そこに合わせたのがCorton Charlemagne 90年。
申し分なしです。アメを思わせる甘さです。

チーズはフランスから直送。

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コンテには参りました。

ここで終わりかと思っていると
「とらぬ狸」特製のラーメンです。

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スープは一番出汁に豚骨やたま軍鶏、
仔羊の骨などで取ったそうです。
ここだから可能となるラーメンです。

デザートは予想外でした。

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ナッツのクレームブリュレ、
チーズケーキです。

今夜のワイン・ラインナップ。

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最後まで手を緩めることなく続いた3時間余でした。
「とらぬ狸」の主・小口徹さんには感謝です。

北海道食大使 とらぬ狸
埼玉県さいたま市大宮区仲町1-1
ムサシビル2F
048-649-6388

投稿者 geode : 04:15