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2010年08月11日
「馥香(フーシャン)」 東京・浅草橋・中華料理
昨日予告した東京・浅草橋の
「馥香」という中華料理店です。
浅草橋の駅から少し歩いたところにあります。
エッセイストの松山猛さんが
懇意にされている中華料理店。
献立はお任せにしました。
まずは
冷たい上湯の茶碗蒸し。
中には帆立、海老などが入り、
上には燕の巣が乗っています。
すっきりと軽やかな味わい。
暑い夏のスタートには素敵な一品。
つぎは前菜です。
一番奥にアマゴの甘酢、
そこから時計回りに
緑色の枝豆のムース、
鶏のミンチを鱧で巻き黒豆ソース、
大根の甘酢、
アイスバインのゼリー寄せ、
そして中央の、フォアグラに山芋。
このバリエーション豊かな前菜、愉しみました。
これは王道、フカヒレの醤油煮込み。
変化球無しの直球勝負ですが、流石です。
ややとろみのあるソースも抜群。
炒めもの。タイラギ貝です。
唐辛子や金針菜などのつけ合わせもいいですね。
タラバガニのカダイフ揚げです。
これはやや甘味と酸味の利いたソースで、
旨味の生かし方が上手いです。
自家製のハムは蜂蜜につけ、時間をかけて仕上げます。
それをパンではさんで食すのです。
甘味とハムの塩分などがあいまってクセになりそうな味わい。
夏野菜、トマト、ヤングコーン、ニガウリなどの付け合せ。
メカジキの香味ソース。
しっかり味がついています。
締めの麺は坦々麺。
写真は温かいもの。これは通常の坦々麺です。
写真を撮り忘れたのが、冷たい坦々麺。
これは昆布と鰹の出汁をつかった
さっぱり味の坦々麺で夏にはいいですね。
デザートは
杏仁豆腐と、
ニガウリとレモンのゼリーの合わせ技。
いけてるデザートでした。
厨房を見せてもらうことになりました。
温かい坦々麺用の麺を伸ばしているところです。
早業でどんどん作ってゆきます。
すると、今月下旬に特別料理の会を催されるので、
その準備。ある食材の下処理です。
それは熊の手。
北海道のヒグマのようです。
右側は手で、
左側は足ということ。
二枚目は足の毛皮をむいたのも加わりました。
実物を見るのは初めてでした。
と、最後に
エキサイティングなモノを見せてもらいました。
明日12日から15日まで夏休みに入ります。
このコラムもお休みをいただき、
16日から新たな情報をお届けします。
よろしくお願いします。
馥香(フーシャン)
東京都台東区柳橋2-14-2
アリス・マナーガーデン浅草橋1F
03-5833-6555
投稿者 geode : 02:49