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2011年01月14日
「じき宮ざわ」 京都・四条堺町・日本料理
昨年秋にサンフランシスコでお世話になった知人が一時帰国。
一緒に食事ということになり、
四条堺町上ルの「じき宮ざわ」にゆきました。
初春の料理です。
黒豆、ごまめ、菜の花、車海老、
ちしゃとう、子持ち昆布。
お椀は
白味噌のお雑煮です。
やや甘めでありながら気品ある味わい。
造りはカンパチです。
ここはカンパチの上に粗くおろした辛味大根、
土佐醤油の餡がかかります。
カンパチの脂分、大根の辛味、
餡のうま味などが渾然一如となって
独自のスタイルを生み出しているのです。
名物・焼き胡麻豆腐。
何度も食べているのですが、
この香ばしさと甘さ、そして粘度はやはり旨いです。
飯蒸しには自家製カラスミが乗ります。
このカラスミは塩分控えめで、
この大きなサイズでもしっかり食べることができます。
値打ちありです。
まながつおの味噌漬け。
このコクがたまりません。
赤ナマコ。
少し酸味を利かせた味付け。胃袋が沈静化します。
熱々で供されたのが
ミンククジラと壬生菜です。
クジラの出汁を吸った壬生菜が旨いこと。
壬生菜を食べる料理。
漬物が2種類登場です。
「たっぷりあるので、好きなだけ食べてください」
この言葉は嬉しいですね。
炊きたての御飯。
少し芯が残った感じの一口目。
まだ水分も残っているのですが、甘みは存分です。
ともに添えられたのは、
ミョウガの赤出汁。
そして御飯は、二膳、三膳目と変化してゆきます。
これは三膳目ですが、
ここで通常食べている感じになります。
蒸らしが利いて水分は飛びますが
うま味は増しているのです。
水物は
紅マドンナというイチゴとみかんです。
〆はここの定番。最中です。
皮は月替わり。今月はウサギです。
そこに自家製の小豆が入ります。
上品で気持ちがゆったりする御菓子です。
そこにお茶が供されます。
楽しく会話も弾み、
いい食事の時間が流れてゆきました。
じき宮ざわ
京都市中京区堺町四条上ル東側八百屋町553-1
075-213-1326
投稿者 geode : 08:23