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2011年01月21日
「カランドリエ」 大阪・本町・フランス料理
年に1度、岐阜や大宮、静岡などから仲間が集まり
大阪・本町のフランス料理店「カランドリエ」で
食事をすることになっています。
皆さん、古いワインをかなり持っておられ、
それを味わう会でもあります。
1品目は
根室標津産天然帆立貝のグリエと
和歌山・宮楠仁之さんの作った冬根菜のサラダ ショロンソースです。
最初からボリュームたっぷり。
門口良三シェフ、攻めの姿勢ですね。
帆立と根菜、季節の力は強い。
唐津のカキも入っていました、小粒ですが味は濃厚。
90年のシャンパーニュは色も濃く、
香りもかなりのものでした。
もう1本、90年は泡も強いものです。
2品目は山鶉と鴨のフォアグラのフリカッセ
根セロリとインカのめざめ添え。
山鶉のしっとりとした味わい、
でも舌を覆う旨さはしっかりです。
80年のワインは見事な香りでうっとりです。
55年はミルクキャラメルのような香りに翻弄されました。
3品目はトリュフのスープ 山鶉のクネル。
トリュフの香り満載にクネルの旨さ。
身体が喜んでいるのが分かります。
さてメインの登場。
ベカスのロティ ソース・アンジェラスです。
97年のアンジェラスがソースとなりました。
ベカスの血・鉄分と赤ワインとの出合い。
54年と50年が次々と開いてゆきました。
驚くばかりです。
勢いが付いて67年もです。
完熟フロマージュ。
18ヶ月熟成のミモレット、リヴァロなどです。
これが素晴らしい熟成でした。
ラ・フランスのコンポートとソルベ。
デザートもしっかり。
ここで75年のシャンパーニュともう1本、暴走です。
そしてエスプレッソとプティフール。
ワインが持つ果てしない力を知ると同時に、
料理との相性がピタリとはまった時の喜びは
格別のものでした。
カランドリエ
大阪市中央区本町3-2-15 小原3ビル1F
06-6252-5010
投稿者 geode : 07:21