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2011年02月28日
「ラ・ベカス」 大阪・高麗橋・フランス料理
久方ぶりのフランス料理「ラ・ベカス」です。
男性3人、女性1人というメンバーで訪れました。
アミューズから
ペルドローのスープにフォアグラです。
スープの塩分しっかり、
そこにフォアグラの甘みが加わりパンチの効いたスタート。
氷魚にヨコワ、アーティチョークのピュレ、
上からトマトのソースです。
酸味や食感の差異などシェフ・渋谷圭紀さんらしい一皿。
とらふぐのゼリー寄せ。
上のグリーンは菊菜のゼリーです。
河豚のテット・ド・フロマージュというネーミング。
この洒落も渋谷さんらしいですね。旨い!
一本釣りの鰆のガレット。
鰆の下にはナスのピュレ。上にはきゅうりととんぶり。
キウイのように見えます。
ここまでがアミューズのようです。
前菜は
サザエのドーム。
肝まで練りこんだゼリーで固めてあるのですが、
苦味も程よく効いて良い感じ。
なんといっても
カレー風味のカリフラワーのソースとのマッチングが抜群です。
ロワールの
ホワイトアスパラガスにコルベール(青首鴨)のラビオリ。
鴨の餃子とも表現していました。
これが野生の味があって見事です。
ここで前菜は終了です。
いよいよメインになりました。
サルセル、つまり小鴨です。
そのロースト。
こんな形で焼けています。
皿に盛られるとトリュフの香りがテーブルに充満です。
内臓のソースとともに食すと、
ジビエの恩恵を味わっているという実感。
次に登場したのが
ベカスのパイ包み焼きです。嬉しい。
これはどっぷりジビエの醍醐味です。
濃厚なソースはまるで「いわしのような味わい」と
メンバーから声が漏れました。
これが最後かと思っていると
ソムリエ氏が「次に魚が出るようです」と。
そして現れたのがヒラメです。
これが肉厚というかボリュームありです。
なんと筒切りではないですか。
菊菜とセップのソース。
この融合もシェフならではの技。
魚で終わるわけはありません。
ほろほろ鳥です。
普通ならほろほろが先でベカスが後という感じなのですが、
ラストがほろほろです。シェフのメッセージでしょう。
エシャロットをしっかり効かせたソースに、ジャガイモのピュレ。
やってくれます。
渋谷ワールド全開です。しっかり食べました。
ア・ヴァン・デ・セールに
パン・ド・エピスにイチゴのソース。
デザートはチョイスで、2番人気のトマトのコンポートを。
そこはかとなく、甘みと酸味のバランスを楽しみました。
合計4時間のディナーを堪能しました。
ラ・ベカス
大阪市中央区高麗橋4-6-2 銀泉横堀ビル1F
06-4707-0070
投稿者 geode : 08:27