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2011年07月29日
「菊乃井本店」 京都・円山公園・日本料理
「菊乃井本店」で会食です。
八寸、
この季節ならではの「茅の輪くぐり」が。
鱧寿司、はじかみ、ぐじ水玉胡瓜、蛸の子、
金針菜・利休麩・青瓜雷干し胡瓜酢和え、
鴨川ごり万年煮、川海老、サフラン生姜。
これぞ料理屋の料理ですね。
先付、
海胆豆腐、若芽あん、喰い出しジュレ。
ボリュームは少しですがインパクトありです。
向付
一
天鯛、縞鯵、あしらい一式
二
鱧おとし 花穂紫蘇 梅肉
この鱧の旨さは格別でした。
蓋物、
豚角煮、じゃが芋あん 翡翠菜 辛子。
真っ赤な椀物に白いじゃが芋のピュレ、
その下に角煮が忍んでいます。
中猪口、
トマトスープ、汲み上げ湯葉、順才、小細胡瓜、花穂紫蘇、浅月。
2〜3種類のフレッシュトマトを使用。
焼物、
鮎の塩焼き。まずこんな形で提供。
新甘藷甘煮、蓼酢。
頭から尻尾までガブリといけます。
冷し鉢、
野菜テリーヌ、とうもろこし氷菜、白胡麻。
テリーヌの上にとうもろこしのソルべです。
これがよく合う。
強肴、
夏野菜七宝蒸し、賀茂茄子、すっぽん、冬瓜、
赤万願寺唐辛子、クコの実、小芋、松の実、
小細生姜、京いんげん。
御飯
鱧御飯、叩き木の芽。贅沢な気分です。
止椀、
新牛蒡すり流し、揚げ牛蒡、七味。
ここで赤だしではなく、
牛蒡のすりながしというのがすごい。
ともに、
どぼ漬け、水茄子、胡瓜、辛子の香の物ものも。
水物、
葛切り、黒蜜シャーベット。
料亭の料理から新たな料理まで、
種々の楽しみを知り味わうことができた会食でした。
菊乃井本店
京都市東山区祇園円山真葛ヶ原
075-561-0015
8月23日に
門上が「あまから手帖」で連載中の
「僕を呼ぶ店」が単行本となります。
「門上武司の僕を呼ぶ料理店」というタイトルです。
投稿者 geode : 02:49