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2011年09月30日

「カランドリエ」 大阪・本町・フランス料理

年に数回、「食べるのが好き」、「ワインが大好き」という仲間が集まり、
いろいろな趣向で宴を愉しんでおります。

その会場となる確率が高い
大阪・本町のフランス料理店「カランドリエ」です。

ソース使いにワインを持ち込んだり、同じ銘柄でも年代違いなど、
さまざまな趣向がありました。
主宰をする仲間が、「一応今回で一区切りです」と、宣言し、始まった宴でした。

びっくり玉子です。
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トランペットなどキノコがたっぷり、その上に玉子ですが、
開けると中からどっさりとトリュフのピュレです。
香りも味わいも濃厚そのもの。
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最初からフルスピードという様相を呈しています。

次は、
沼津の手長海老と小イカのフリカッセ トマトのソース和え。
下にはラタトゥイユです。
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小イカの火の通し具合の素晴らしいこと。
驚きの甘みです。
野菜の香りも旨みも生きています。

そして
玄界灘で取れたクエのポワレ サツマイモと紅イモのボール。
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この時期のクエですが、
なんとも旨みがしっかりしており、これまたやられました。
この火入れもしっとり、流石の技であります。

さあ、メインは、主宰者がリクエストした
「コック・オーヴァン」。プーレ・プレスの赤ワイン煮です。
赤ワインを贅沢に使い、煮込まれたプーレ。
なんともしなやかで舌に吸い付くような弾力としっとり感。
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「こんな旨いブレスはフランスでも食べたことがない」と、
テーブルを囲んだ元フランス料理人も小躍りです。
シェフの門口良三さんは
「先に焼いて一昼夜マリネしてから焼きました」と。
先に焼いてマリネなんですね。傑作です。

完熟したフロマージュ、
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これも食しました。

ワゴンから
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デザートも選べます。

本番のデザートは
ココナッツのムース パイナップル・ソルベ添えです。
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僕はパイナップルのソルベファンです。大感激。

エスプレッソに、
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小菓子です。

なんとも贅沢な宴でした。
このような経験は二度と訪れることはないでしょう。

カランドリエ
大阪市中央区本町3-2-15 小原3ビル 1F
06-6252-5010

最新刊のお知らせです。
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門上が「あまから手帖」で連載中の「僕を呼ぶ店」が
「門上武司の僕を呼ぶ料理店」という単行本となりました。

投稿者 geode : 23:46