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2011年12月21日
「そば処 とき」 大阪・北新地・蕎麦
いつもはお昼どきに
よく利用する、
北新地の「そば処 とき」です。
この日は、久しぶりに夜に行きました。
さすがに風も冷たかったので、温かい蕎麦を選びました。
師走も半ばです。
夜も10時を過ぎていると、
酔客がほとんどというのも、新地らしい光景です。
通常のメニュー以外にも、季節メニューが壁に貼ってあります。
肉南蛮蕎麦など気持ちが少し揺れましたが、
結局メニューから「にしん蕎麦」を選びました。
まず「にしん蕎麦」がテーブルに届くと、
ぷ〜んと出汁とにしんの甘い香りが、鼻をくすぐるのです。
出汁を飲みます。うまいんです。
ややにしんの甘みが出汁に溶け込んでいます。
蕎麦をすすります。
無論、先程と同じ蕎麦です。
冷たい蕎麦とはちがった食感。
しかし、ちゃんと蕎麦の味わいが、出汁と融合して見事です。
にしん。
写真は、先程のとそう変わりませんが、
壁面に高さがあり、やや固めに焚いてあるのが判りますか?
齧るという感じ。
加えて、甘みと旨みがしっかり。
これだけでも、十分に酒を飲みたいという人がいるでしょう。
それほど味が濃厚です。
にしん、出汁、蕎麦を交互に食すと、
食べ進むにつれ、味わいに変化が生まれ、
出汁が甘みを帯びてくるのです。
また、巻寿司も一本頼みました。
夜の「とき」も、また良いものでした。
そば処 とき
大阪府大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル1F
06-6348-5558
最新刊のお知らせです。
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「門上武司の僕を呼ぶ料理店」という単行本となりました。
投稿者 geode : 00:13