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2012年10月18日
「神戸北野ホテル レストランアッシュ」 神戸・北野・フランス料理
以前「神戸北野ホテル」の総料理長で総支配人・山口浩さんが
『ブルターニュ産のオマールを定期的に日本に入れたきっかけは、
六甲アイランドにあるホテル・神戸ベイシェラトンの「ラ・コート・ドール」なんです』
という話題を供され、
同じテーブルを囲んだ仲間が
『では、それにちなんだオマール定食を』
といったリクエストから、この日の会は実施されました。
常に探究心を失わない山口さんが、
オマールという素材をどのように調理されるのか楽しみでありました。
渡されたメニューには
オマール(ミ・キュイ) キャビア ボリジ
オマール(しゃぶしゃぶ) 牡蠣 ポテト
オマール(蒸) 鮃 いくら
オマール(ソテー) 卵黄 14香粉
オマール爪(フライ) セップ ゆず
オマール卵(ボイル) ゼラチン
オマール(ファルス) 手長海老
オマール腕(コロレ) トリュフ
オマール(ソース) 42エイジング・ビーフ
洋梨
コーヒー
と書かれていました。
スタートのミ・キュイです。
国産キャビア(今シーズン初で塩分濃度3%)と
いちごのジュレを下に敷いたオマールの瞬間火入れです。
つぎのしゃぶしゃぶは、
オマールのジュースに軽くつけたオマールと帆立。
蒸では、
鮃のムース(オマール・ピスタチオ・ココナッツなど入り)に海老味噌のソースとイクラ。
ソテーです。
ソテーされたオマールの上に14種類の香辛料パウダー、ソースが卵黄。
フライは、
爪の部分をフライにし、付け合せにセップとゆずソース。
ボイルでは、
ソース・アメリケーヌのうえにボイルしたオマール。
鉄板です。
ファルス。
手長海老の頭の少し下のところにオマールの味噌と身の砕いたものを詰める。
これも面白い発想です。
コロレは、
かすかな火入れした腕をかキャビアの塩分と旨みで。
ソースです。
42日間熟成させた和牛にオマールのソースという試み。
なんの違和感もありません。
そしてデザート、コーヒーと続くのですが、
山口シェフ「分子レベルでの相性を考えました」と説明されました。
料理の世界がどんどん進化していることを実感したディナーでした。
「神戸北野ホテル レストラン アッシュ」
神戸市中央区山本通3-3-20
078-271-3711(代表)
投稿者 geode : 03:02