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2012年10月25日
「シェ カワセ」 京都・浄土寺・フランス料理
10年近くご無沙汰していた
京都のフランス料理店「シェ カワセ」に行ってきました。
10月に移転したばかり。
僕が前に訪れた場所から一度移転されたのですが、その時代は行けずでした。
最初の一皿。
「以前お越しいただいたときに、ヒラメのカルパッチョを気に入られたので、
それをお出ししようかと思いましたが、
いいヒラメがなく、フグにしました」とシェフの言葉。
そのフグです。
ドレッシングは、醤油、レモン、バルサミコなどをうまく融和させたもの。
これが熟練の技です。
手長海老とグレープフルーツ。
白ワインと蜂蜜という組み合わせ。
カレーパウダーとカイエンヌペッパーで、
かすかにカレーの風味を漂わせているのも流石です。
次は、栗のスープ。
中にゴロリと栗が入ります。
「これは水です。ブイヨンを使うと栗の味よりほかの味が強くなってしまいます」と。
じつに今の時代感が表現されています。
僕はカツレツ好きです。
この店を教えてくれ、今回も一緒に訪れた友人のおかげかもしれません。
カツレツが出ました。
それも「フォアグラ入りです」と。
もちろん、淡いソースが入っているのですが、
ナイフを入れると中からフォアグラが溶け出し、
これがソースにもなります。
濃厚なのですが、カツレツの印象をより鮮烈にしてくれました。
締めは、なんとカレーライス。
これはフレンチのいいスープを取る手法で作られたスープにカレールウが加わり、特製のカレーが完成。
美味です。
デザートの盛り合わせです。
特筆すべきはキャラメルのソルベです。
ベーシックなフレンチの技法をきちんと守りながらも、
和のテイストを巧みに加えるなど、
旨さのポイントを押さえた料理と組み立てです。
「シェ カワセ」
075-761-3449(予約制)
投稿者 geode : 01:30
