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2013年03月01日
「かふう」 京都・吉田山・天ぷら
京都は京都大学近くの吉田山、
吉田神社の近くにひっそりたたずむ天ぷら屋「かふう」です。
ここでのれんを掲げ18年が経ちます。
ご主人は、僕と同年で昨年還暦を迎えました。
若い頃に聞いていた音楽が同じで、
やはり関西のフォークソングでした。
春の山菜をメインに食しました。
まずは、たけのこ豆腐です。
食感はふんわり、
鼻に抜ける香りはたけのこ特有の苦みがあります。
続いて煮梅です。
梅干しに針でいくつも穴を開け、塩分や酸味を抜いて、
出汁で味を含ませ天ぷらにしたもの。
ほのかな酸味や塩味、出汁の味わいが漂うのです。
海老です。
サクッとした衣に、中は甘みが充溢。
タラの芽。
これはまさに春を告げる山菜。
苦みこそ春の醍醐味です。
カニ足の焼き天ぷら。
これは衣を2度漬けしているのでやや厚め。
ぽってりした衣を焼く為、よりふんわりです。
面白い食感。
もちかぶら。
かぶらをすりおろして揚げると、まるで餅のようは歯ざわりです。
かぶらの風味や味わいが濃厚。
島よもぎは宮古島から。
ほのかな苦味がたまりません。
ウニです。
締めは天丼にしました。
じつは、これら以外に花柚子、行者にんにく、
浜ぼうふう、芽甘草、生麩、ふきのとうなどを揚げていただきました。
デザートは柿とバターです。
柿の甘みとバターのコク。
どちらも味わいながら一つにまとまります。
昼間はかき揚げ丼などもあるようです。
かき揚げファンとしては見逃せません。
「かふう」
京都市左京区吉田二本松町54-7
075-761-9060
投稿者 geode : 02:54