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2013年03月07日
「桜田」 京都・四条・日本料理
「招福楼」出身の料理人が多いなか
「桜田」の桜田五十鈴さんは、かなりの先輩格です。
なんだか「桜田」さんの料理が気になっていて、久しぶりに訪れました。
つき出しは
車海老、花山葵、芽ネギ、
そこに軽い酢のジュレがかかります。
この軽い酸味は、食事の始まりを告げ、
胃袋にも食欲にも刺激を与えます。
お印の盃も登場です。
椀が出て来ました。
この形が球に近いものです。
豆乳の葛豆腐、蛤のお椀です。
蛤の濃厚な味わいと葛豆腐の相性が見事。
出汁は具材が溶けこんで、次第に濃くなってゆきます。
造りは鯛、イカ、シビマグロです。
姿の美しさも素敵。
シビマグロの脂の甘さが印象的でした。
ここで温かいいなり寿司が供されます。
普通のいなりは甘め抑え気味。
裏巻きは、筍が入っています。
気分が少し和らぎます。
八寸。
このようなしつらえで登場しました。
サワラ
蟹と蟹みそ
イワシ
フキの昆布巻き
赤貝の鉄砲和え。
イワシにひいらぎ、節分のしつらえがきちんと施されています。
季節感満載です。
炊合せは
慈姑もち、筍、大根、柚子です。
しっとりほっこりした味わいで、
しみじみと素材の旨みを感じていました。
締めのご飯は、
鯛ともち米、梅肉です。
そこに有明の海苔をかけ茶漬け状態にして頂きます。
きなこのババロア、イチゴとアボカド、グレープフルーツのゼリー。
山芋のお菓子
抹茶です。
非常に落ち着きのある献立。
気持ちがしゃきっとすると同時に
ほっこりする部分とが同居しています。
また季節を変え伺いたくなりました。
「桜田」
京都市下京区烏丸仏光寺東入ル一筋下ル匂天神町634-2
075-371-2552
投稿者 geode : 01:31