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2013年04月05日
「老松 喜多川」 大阪・西天満・日本料理
そろそろ開店10ヶ月目を迎える「老松 喜多川」。
カウンター9席でした。
知人のテレビプロデューサーが主催する食事会です。
メンバーも多彩。
紅一点でした。
先付けは
ゆりあげの赤貝
うるい
帆立貝
玉味噌です。
軽い酸味のいい始まり。
白魚と桜の葉の天ぷら。
春を告げる一品です。
椀物は胡麻豆腐にあぶらめです。
脂ののった魚に胡麻豆腐がいい。
出汁の味わいがどんどん変化してゆきます。
この藁で魚を炙り、香りをつける姿、臨場感が素晴らしい。
その炙ったまながつお。
立派です。
こんなスタイルはなかなかお目にかかることはありません。
いいコンビネーションです。
まながつおの奥にみえるのは青柳の生と炙りです。
この差が如実にわかります。
まながつおもたっぷりです。
天草のうには、にぎりです。
このような一品を挟むのもいいリズムが生まれます。
まるでスープのような一皿。
白甘鯛に鯛の白子、そして春野菜しっかり、
そこに出汁のあんがかかるのです。
贅沢で、皮目のパリパリとした食感と香ばしさもうれしい。
秀逸であったビーフンのホタルイカ和えです。
ビーフン独特の食感に、
炊いたホタルイカの濃厚な味わいがぴったりです。
「ビーフンを使ったのは、佐々木の大将が使ってはったからです」と。
「祇園ささ木」ではビーフンを使った料理があったのです。
金目鯛は、実山椒と味噌で漬け込みをしてから焼くのです。
香りの豊潤なこと。
これはクセになりそうな味わいです。
御飯前の一品です。
桜えびのしんじょうに鹿児島の筍、三陸のわかめです。
これが熱々で供されるのです。
旨い。
御飯は、花山葵と鯛です。
この時期ならではのごちそうです。
デザートも素敵です。
カウンターの醍醐味を満喫しました。
「老松 喜多川」
大阪市北区西天満4-1-11?
06-6361-6411
投稿者 geode : 01:14