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2013年04月08日
「楽心」 大阪・福島・日本料理
4月2日、福島で新たな暖簾をかかげた日本料理「楽心(らくしん)」。
主の片山心太郎さんは、
心斎橋の「桝田」、大阪・豊中「とよなか桜会(さくらえ)」で修業を重ねたのちに、独立を果たしました。
「この中庭が気に入って、この場所を選びました」と片山さんがおっしゃるように、
この中庭がじつにゆとりを感じさせます。
店内に入りカウンターに腰を下ろすと、
戸外とは全く異なる静かな雰囲気が漂っています。
まずはナスタチウムで蓋をされた汁物です。
えんどう豆のすり流しにあさり。
清冽な感じを受けます。
ホタルイカに菊芋、ひよこ豆に酢味噌。
春の一品です。
椀物は豆乳の玉子豆腐、白魚にバチコです。
豆乳の玉子豆腐がふんわりとしています。
その食感を愉しみながら、バチコのコクなどを味わいます。
「5キロの鯛が入ったので、その肝です」と供された鯛の肝です。
味は濃厚です。
そして旨い。
スタッフが魚に丁寧に串を打っています。
これは後ほど。
造りはかつお、アオリイカです。
かつおは切り方を変え、味の変化を。
アオリイカは2日寝かせた熟成。
甘みが強烈です。
空豆と鯛の酒盗。
「空豆の薄緑、酒盗のピンクと色を合わせると、良い感じになります」と片山さん。
先ほど串打ちされていたのはサワラです。
ホントにふっくらと焼きあがっています。
つけ合せの人参はシャンパンビネガーでマリネしています。
金目鯛の鍋です。
胡椒がきいています。
このだしがすこぶるつきのうまさです。
御飯は鯛めしです。
炊きあがりました。
鯛の旨みがしっかりご飯にしみています。
漬物のいぶりがっことの相性バツグンです。
デザートとは和三盆と黒糖のパンナコッタ。
イチゴ、小豆、みどり豆が入ります。
洋のテイストを感じさせますが、やはりしっかり和です。
昼は4,200円(昼のみ要予約、4人以上〜)
夜は10,500円
当分は、このコースでゆくようです。
非常に落ち着いた雰囲気の中で楽しい料理を味わうことができます。
「楽心」
大阪市福島区福島1-6-14
06-6451-2323
投稿者 geode : 02:46