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2013年09月24日
「ひとくち」 大阪・西天満・日本料理
西天満にある「ひとくち」。
この店の存在を知ってから40年近くの歳月が流れます。
いつか暖簾をくぐってみたいと思っていた20代。
その機会が訪れることなく過ぎ去った30・40代。
じつは、ここのお嬢さんがあるパティスリーで働いているときに知り合い、
再び「ひとくち」の存在が僕のなかで浮上してきたのです。
彼女が結婚して店に戻り若女将となり、ご主人がカウンターに立つ。
それからも7年近い月日が流れてしまったのです。
ようやく暖簾をくぐる日がやってきました。
少し緊張しながら店内に入ると、彼女の旦那の懐かしい顔。
ほどなく彼女が姿を店、満面の笑顔。
一気に気持ちがほぐれてゆきました。
彼女の笑顔は天性のもてなしの気持ちがこもっています。
つきだしにもずく。
名物のどて焼き。
手前がこんにゃく、奥がすじ。
このすじがよく煮込まれ、弾力と旨みがぶつかり合い素敵です。
さばのスモーク。
この色合、しっかり煙を吸っています。
その香りは凄いのですが、
さばの脂分がきちんと味わいを出しています。
薫香の次からの、さばの旨みは流石です。
納豆かき揚げ。
「納豆が苦手でなければ、一度試してください」とのこと。
納豆のねっとり感と野菜のしゃきしゃき感とが、うまいマッチングです。
伊予芋豚角煮。
箸を入れると、はらりと崩れる豚の角煮です。
濃厚な味付けの中に、豚の持ち味がきちんと生かされています。
穴子の一本揚げ。
脂ののった穴子の香りと旨み。
このハーモニーが食欲増進です。
おでんも名物。
大根、トマト、ねぎまです。
ねぎまのまぐろの旨いこと。
最後に鯛茶漬けで締めました。
しっかり味の濃い茶漬けでした。
メニューが豊富なので、いろいろな用途で使えるのがありがたい一軒です。
若き二人の素敵な笑顔。
この笑顔と料理に、舌鼓を打った食事の時間でした。
リラックスしながら美味しい時間を過ごすことができました。
また伺います。
「ひとくち」
大阪市北区西天満4-5-25
06-6361-9048
投稿者 geode : 01:30