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2013年09月30日
「センプリチェ」 京都・中書島・イタリア料理
京都の友人達と中書島の「センプリチェ」に出掛けました。
ランチです。
今年3月にオープンしたばかりですが、
週末はかなり忙しくなっているようです。
突き出しは
南瓜と北海道産モッツアレラ オリーブパウダー添え
熟成豚の自家燻製ハムとラルド カリカリパンのブルスケッタ。
どちらもボリュームは少しですが、味わいのインパクトは見事。
シェフの思いが伝わってきます。
前菜は
旬の野菜のサラダ仕立て 焼き茄子とスダチのソルベがけ
自家製セミドライトマトとアンチョビクリーム添え。
根菜類は火入れされ、葉物は生というのが基本。
そこにドレッシングが加わります。
このドレッシングの変化が楽しいのです。
この月は焼き茄子とスダチというように季節感を盛り込んだ内容。
ドレッシングという概念ではなく、
むしろそれも含めてのサラダという感覚です。
画像でも分かるようにカトラリー類が引き出しの中に仕込まれ、
右から順番に使うシステムになっています。
パンは自家製です。
自家製手打ちパスタ2種。
まずは
里芋とチーズを詰めたライ麦のトリアンゴリ
マッシュルームのコンソメとバターのソース。
香りが立ち上ってきます。
中の里芋とチーズが良い相性。
1つ目のパスタは包むスタイルです。
2つ目のパスタは
伊産フレッシュポルチーニと活け鱧、熟成豚バラ肉柔か煮のラザニュッ。
ポルチーニの香りは見事で、鱧と豚の出会いも秀逸でした。
メインは魚か肉のチョイスです。
僕は肉を選択。
熊本産天草大王(地鶏)胸肉と腿肉のロースト 冬瓜と旨鳥フレーク。
天草大王は何度か食べたことがありますが、
このしっとりかつ旨みが強いと感じたのは初めてでした。
フレークもいいです。
知人は鮮魚を選択。
本日の鮮魚のロースト
ローストパプリカとジロール茸の軽い蒸し煮
あさつきとサワークリーム添え。
魚の火入れの美しさは素敵でした。
デザートも2種から選択。
キャラメルジェラートと濃厚ねっとりプリン。
ホントにねっとりです。
イチジクのコンポートとクルミパンのフレンチトースト
北海道産リコッタチーズのジェラート、ローストクルミがけ。
このバランス感覚が素晴らしい。
エスプレッソ。
カプチーノ。
小菓子も美しい。
季節感の表現、コースの組み立てなどじつに見事です。
次月のメニューが楽しみになります。
「センプリチェ」
京都市伏見区表町582-1
075-605-4166
投稿者 geode : 01:30