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2013年10月11日
「天ぷら 松」 京都・嵐山・日本料理
夏の終わりに訪れた、京都・嵐山にある「天ぷら 松」。
「松茸が入りましたので、今日は使わせてもらいます」
とのこと。
スタートは熱々の料理。
鯨の尾の身にワサビ。
いきなりコクのある味わいでテンションがあがる。
続いて、とうもろこしと秋刀魚。
どちらも揚げてあるので旨みが凝縮されている。
秋刀魚の濃厚さが印象的。
ふぐを揚げ、そこにもろみ。
ここまでの並び、いかにも「天ぷら 松」らしい流れ。
造りはあこう鯛にぼたん海老。
ねっとり感が主役。
生さば。
香りと旨みの二重奏。
バチコがのった椀物。
中はワタリガニ。
バチコの旨みが口内に残っているところに
ワタリガニの濃厚さがプラスされる。
生きている鮎を見せてもらった。
この季節ならではの松茸と鱧。
どちらもの良きところが呼応する献立である。
松茸の軸に松茸のペースト。
味わいの濃厚なこと。
おしのぎで栗ごはん登場。
ほっこりする。
そこに雲丹がのることで、味に奥行きが出てくるのだ。
次なる御飯は鮎ごはん。
ほどよい苦味がごはんといい相性。
天然うなぎに肝。
さっぱりとした味わいが、天然ならでは。
天ぷらは玉ねぎといたや貝。
加茂茄子と蓮根。
なんと、松茸うどんが登場。
ダイナミックな展開である。
鱧フライ。
衣は鱧の骨を砕いたもの。
この発想はユニークである。
締めには氷が出てきた。
黒蜜がかかる。
きなこもかかる。
最後はわらび餅。
じつに愉しい展開であった。
どんな料理が出てくるのか、
予想を裏切ってくれるのが嬉しい。
「天ぷら松」
京都市右京区梅津大縄場町21-26
075-881-9190
投稿者 geode : 01:07