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2013年11月26日
「楽味」 京都・祇園・日本料理
11月22日、京都・祇園に新たな日本料理店が暖簾を掲げた。
「楽味」店主は、木田康夫さん。
木田さんは「祇園 さゝ木」の開店当初から
佐々木さんの右腕として仕事をしてきた一番弟子である。
ここ3年半ばかりは、富山の「雅樂倶」というホテルで仕事をしていた。
ついに自分の店を持たれたのだ。
カウンターの上は吹き抜けで開放的な空間。
カウンター14席の「居酒屋です」と木田さんの言。
カウンターに食材が。
それを見ながら献立を決めた。
コッペ蟹の季節。
内子も外子もすべて詰まった一品。
造りは炭火で軽く炙って供される。
これもライブ感ありで、雰囲気が盛り上がる。
炭の上で一瞬炙るようにして火入れする。
イカの同様に、甘みが増す。
椀は、その日使う魚のアラと昆布で出汁を取るのだとか。
「今日は追い蟹です」とのこと。
贅沢なスープである。
最初に造り数品とこのスープが出て、
あとは好きな献立というのが一応のルールのようである。
時間が遅くなれば、最初から一品というスタイルも…。
焼いた揚げがさりげなく供される。
ギンナンも同様に出される。
煮豚を焼いて、ジャガイモのピュレに辛子。
煮豚は八角などが入り、ややエスニックな仕上げ、
それにジャガイモと辛子がじつに良いマッチング。
蓮根餅には蒸し穴子。
濃厚な味わい。
締めは鮭の焼きおにぎり。
醤油の香ばしい味わいと、カリッとした食感が懐かしい。
これからどんどん木田康夫さんの個性が
くっきりと現れてくることだろう。
「楽味」
京都市東山区祇園南側570-206
075-531-3733
投稿者 geode : 01:35