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2014年04月18日
「木乃婦」 京都・新町仏光寺・日本料理
京都のそうざい組合の方々が中心の
20名弱の会合であった。
この季節の八寸。
筍の木の芽和え、飯ダコ、空豆などに
定番のトロのにぎり。
このトロのにぎりで「木乃婦」さんを感じる。
造りは鯛とイカと車海老。
どれも味濃厚!
椀は帆立の真薯。
帆立は歯ごたえを残し、うま味の演出のキレがよいのだ。
酢の物はとり貝とアスパラガス。
季節ものをうまくあしらい、
その安心感が食べ手の気持ちを緩めるの。
揚げ物。
春の山菜が組み込まれ、
やはり季節こそ日本料理の要諦ということを伝えてくれる。
次は「木乃婦」の十八番、フカヒレの鍋。
この胡麻豆腐が素晴らしく美味。
贅沢感を出しながら、押さえる味わいは中華ではなく和風。
この胡麻豆腐の存在は極めて大きい。
筍ごはん。
日本人には春を告げるごはんといえる。
デザートはひとひねり。
いつも安定と、
少しのアバンギャルドを愉しむことができた。
「木乃婦」
京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町416
075-352-0001
投稿者 geode : 04:19