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2014年05月09日
「青いけ」 京都・竹屋町・フランス料理
今年の2月開店したばかりのフランス料理店「青いけ」。
オーナーシェフは青池啓行さん。
2度目の訪問。
カウンター4名での食事であった。
カウンターの上にはシャガールの皿が並んでいる。
1皿目はウスイエンドウのピュレにコンソメのジュレ。
春から初夏への移ろいを表現し、
清々しさを感じさせる一品。
続いて、活けオマールのサラダ仕立て。
そこにはタマネギ、紅白ビーツ、甘人参、パプリカ、
ミョウガなど約20種類の野菜が盛り込まれている。
まさにサラダ感覚である。
オマールの存在感はもちろんだが、
食べ進むにつれ野菜の力を感じてゆくのだ。
このパンにつけるオリーブオイル、塩、
コリアンダー・クミン・白ゴマを合わせた香辛料。
パンにかなりの刺激を与えてくれる。
カダイフを上手く使った一皿。
中には帆立と雲丹に大葉を組み入れ、
旨みだけでなく種々の味わいがよいバランスとなった。
次は、うずらに豚足やミンチを加え網脂で包んだもの。
味わいに深みを持たせている。
ハチミツとシェリービネガーのソースで、
うずらの味が拡がりをみせた。
新タマネギのスープには大徳寺納豆。
この塩分と旨みの威力がすごい。
軽い口当たりなのにインパクトあり。
それもタマネギの甘味を感じさせながら、
その甘味にとどまらないのが見事。
魚料理は、五島列島の大紋はた。
この絶妙な火入れがもたらす
断面の美しさがその証明である。
メインの肉料理はソルドブッシュラム。
ヒレとロースの2種類であった。
アスパラガスはプロヴァンスの白とグリーン。
フランス産はやはり国内産に比べて苦味が強いと思う。
デザートは、グレープフルーツのクレームブリュレ。
イチゴのババロア アイスクリーム 粉末とイチゴの3段活用。
小菓子。
気持ちがいいスピードで食事の時間が進み、
快適なディナーとなった。
「青いけ」
京都市中京区竹屋町通高倉西入塀之内町631
075-204-3970
投稿者 geode : 01:51