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2014年06月02日
「七八」 京都・東山二条・日本料理
知り合いのお医者さんご夫妻に誘わて訪れた割烹店。
東山二条。
かつてすぐ側の予備校(現在は専門学校)
に通った思い出もあるところ。
また、今はは岩倉に移った「エヴァンタイユ」という
フランス料理店があったところでもある。
「七八」という店名が面白いと思って尋ねてみると
「番地なんです。以前の方もこの名前でした」とのこと。
アスパラガス、帆立、トマトに黄身酢。
甘味と酸味のバランスでスタート。
椀物は油目と椎茸。
脂ののった油目の旨みが
どんどん出汁に溶けこんでゆくのは素晴らしい。
造りは明石の鯛、津居山のアジ、串本のケンケン鰹。
ケンケン鰹の味わいの濃厚なこと。
北海道の時しらず。
時期を間違ったといわれる鮭。
これも脂がしっかりあって美味である。
ちょいとすだちを絞ると、その酸味でまたうれしくなる。
賀茂茄子の湯葉あんかけ。
歯ごたえのある賀茂茄子に、
湯葉のとろみとコクがピタッと寄り添う。
丹波の白ばい貝に岩もずく。
このもずくの存在感がすごい。
新小芋と穴子の炊合せ。
このなにげない一品の柔らかな味わいが素敵だ。
締めは豆ご飯。
赤出汁の豆腐は「賀茂とうふ 近喜」のとか。
おこげをおかわり。
まさに水物。
キウイとオレンジ。
とてもおだやかで安定感のある料理であった。
食べながら、いろいろな食物の話で盛り上がり、
愉しい時間であった。
「七八」
京都市左京区岡崎徳成町7-8
075-771-7168
投稿者 geode : 01:55