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2014年06月26日
「食堂おがわ その2」 京都・四条・和食
昨日に引き続きの「食堂おがわ」。
カウンターに12名。
多種多彩なメンバーが揃う。
全員の視線がカウンターの中に集中する。
始まりは、汲み上げ湯葉を寄せたものにだしをはる。
上品な甘味が気持ちを和らげ、
これからの食事に期待が膨らむ。
カウンターで繰り広げられる鱧寿司。
この姿を見ただけで、
みんなの気分が高揚しているのが分かる。
小川さんの真剣な眼差しも、素敵だ。
この肉厚の鱧は徳島産。
そのぼってりとした食感と、
それを受け止めるご飯のバランスのいいこと。
山椒の香りも心地の良い刺激となる。
夏を告げる長芋そうめん、オクラにじゅんさい。
ツルッとぬるっとした口当たりで一気に食べてしまう。
鱧寿司のあとにこのそうめんは見事。
そして鱧の霜降り。
ホントに皮目を少し炙っただけで、
このうえものない甘味がぐっと引き立つ。
骨切りも技術と火の魔術のよって生まれた逸品だ。
椀物はスズキの酒蒸しと潮汁である。
これも夏ならではの椀物。
グジのオイル焼き。
ウロコをパリっと焼き上げることで香ばしさが増し、
グジの旨みも凝縮される。
アワビと翡翠茄子の椀物。
ショウガの香りもたっぷり。
濃度のあるだしも素晴らしい。
必殺手羽先の唐揚げ。
これは手羽先を一夜干しするので
手羽先の味わいが濃厚となる。
それを揚げることによって閉じ込めるのだ。
そして昨日お届けしただし巻き玉子の登場となる。
締めのご飯。
新しょうがとイワシのご飯。
炊きあがりはこの通り。
おかわり必至のご飯。
甘味はくずきりで。
流れるようなテンポで料理が進み、
とても愉しい時間となった。
「食堂おがわ」
京都市下京区西木屋町通四条下ル船頭町204 1F
075-351-6833
投稿者 geode : 01:43