« 「韓菜酒家 ほうば」 大阪・天五・韓国料理 | メイン | 「Bec」 神戸・中山手・フランス料理 »
2014年07月10日
「センプリチェ」 京都・中書島・イタリア料理
初夏の夕刻
いろいろな場所から人が集まり
京都・中書島のイタリアン「センプリチェ」に集合。
オーナー、料理人、ソムリエ、サービスマンなど
食に関する人ばかり。
8名のカウンターには女性一人。
うち6名は「センプリチェ」初体験。
まずカウンター引き出しのカトラリーに驚き。
写真・写真!
おもてなし
万願寺唐辛子とヨーグルトの一口スープ イサキ
青っぽさと印象的なのは
イサキの焼き具合から感じる焦げた香り。
北海道モッツアレラと生ハム、トウモロコシクリーム
これは定番に近い組み合わせ。
軽やかな刺激だ。
鮎のハンバーグ風スイカヴィネガーマリネのクロスティーニ
クロスティーニとは小さなトースト。
鮎の苦味や旨みと素敵なタッグが誕生した。
前菜
本日のサラダ ゴールデンキウイのクリーム
ナッツパウダーとリコッタサラータ ライム風味の胡瓜
毎月というか野菜は毎日のように変わるサラダが秀逸である。
そして毎月変わるソースというかドレッシング、クリームが楽しみ。
今月は、ゴールデンキウイのクリーム。
その甘味に酸味をプラス。
野菜と一緒に食べると、じつにいいハーモニー。
うれしくなるのだ。
もちろん、パンは自家製。
パスタ1
ジャガ芋のラヴィオリ 明石の蛸と南の島豚トントロ
トマトとパセリの香るソース。
一つ目のパスタはほとんどが包むタイプ。
蛸と熟成豚のトントロ。
艶っぽい味わいにうっとりである。
魚料理
スズキのロースト ウイキョウのピュレ
旨味たっぷりの冬瓜 生ハムのソース
スズキの火入れがぎりぎり。
これ以上浅いと違和感を覚える限界だが、
スズキの旨みや香りはきちんと演出。
パスタ2
淡路の穴子と茗荷、ズッキーニ、
ルッコラの新芽のタリオリーニ。
穴子の旨味と茗荷の仕事が見事に着地。
パスタ3
茨城産鴨とイチジクの冷製パッパルデッレ 芽紫蘇の香り
鴨とイチジクの相性はセオリーだが、
そこの芽紫蘇が加わることで厚みが生まれる。
忘れがたい一皿であった。
肉
熟成南の島豚のロースト ビーツとドライポルチーニ、加茂ナス
豆のスープ仕立て 夏ミカンの香り。
この火入れもギリギリのラインである。
柑橘の香りは、こういった肉料理に対する思いを深める。
岩牡蠣とカボスの一口リゾット。
これで終焉のサイン。
デザート
バナナのキャラメリゼとパッションフルーツ
チョコジェラートとオゼイユ
キャラメルジェラートと濃厚ねっとりプリン
からのチョイス。
後者をチョイス。
エスプレッソ。
ミニャルディーズ。
料理は6000円という価格設定。
いつもながらう値打ちのあるコースの組み立て。
「センプリチェ」
京都市伏見区表町582-1
075−605-4166
投稿者 geode : 01:13