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2014年07月15日
「蓮香」 京都・新門前・中国料理
京都 新門前 道具屋の多い通り。
今春まで「婆娑羅」という中華料理店があった。
東福寺界隈に移転し、元気だと聞く。
近日中にいかなければと思っている。
そのあと7月14日に開店したのが「蓮香」という中華料理店。
前は四川ベースの創作出会ったが、
今回は広東料理である。
中に入ると佇まいはほとんど変わらず。
辻村史朗さんの「旬」の書が飾ってある。
迫力ある作品だ。
カウンターもそのまま。
まず北京ダック。
その姿を見せられる。
食欲をそそりますね。
手際よくさばいてゆく姿も見事。
器は岸野寛さんの作品。
北京ダックの完成。
皮も粘りあり、甘酢がいい感じ。
「パッションフルーツやビネガーなどが入ります」と。
この酸味とダックが絶妙の取り合わせ。
調理される甘鯛。
右は豆腐のスパイス揚げ。香ばしさがいい。
左はトマトに詰めた蒸しどり。
上湯スープ。
コクもあるが極めて上品だ。
中を開けるとフカヒレ、絹笠だけ、
金華ハムが詰まっている。
これが上湯に溶け込み味わいが変化する。
ミル貝のXO醤炒め。
ミル貝の旨みとXO醤のコクが合体。
良い味わい。
帆立の揚げ物。
ソースは塩卵。
このコンビネーションが見事な調和を生み出し、
忘れがたい一品となった。
そして甘鯛の蒸し物。
鶏油とピーナッツ油がかかる。
ネギの香りも立ちのぼる。
甘鯛の味わいもしっかり。
こういった料理にはパクチーが強い味方だ。
つるむらさきの腐乳炒め。
まろやかながら腐乳の個性も適度に刺激を与える。
和牛、チャーシュー、フォアグラの焼き物。
これは間違いなしの味わい。
ついおかわり。
添えられたクレソンのサラダの香味がいい。
帆立貝柱と卵白の炒飯。
米は長粒種。
やはり香りが違う。
上湯をかけるとまた違った感じに・・。
杏仁豆腐.
下にザクロのソースが。
鉄観音とプアール茶のブレンド。
流れも組み立ても素敵、
かつ爽やかな食後感であった。
「蓮香」
京都市東山区新門前通大和大路東入西之町232
075-204-5340
投稿者 geode : 02:01