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2014年07月28日
「川原町泉屋」 岐阜・川原町・川魚屋
京都、大阪、神戸から男性10名が
岐阜の「川原町泉屋」へ。
鮎を食べるために集まってきた。
そんな男性たちを迎え撃つのは
店主・泉善七さん。
この季節、炭台の前に立ち焼き続けている。
鮎の骨を練り込んだグリッシーニ。
かすかに鮎を感じる。
左から、メスのうるか、
子持ち鮎の熟れ寿司、
オスの鮎の熟れ寿司。
どれも醗酵がうまくすすみ清酒を呼ぶ味わい。
壺に入っているのがうるり、
だし巻き卵、
鮎の笹巻き寿司。
この二品で、鮎の世界に飛び込んでゆく。
というか、うまく誘導されるのだ。
一尾目
一尾目の塩焼きは、郡上長良川の鮎。
結構サイズも大きいが頭からがぶりである。
骨が当たらない。
これぞ泉さんの焼きである。
二尾目
二尾目が和良川の鮎。
これも100グラム近い。
ぽってりとした魚体。
それも約45分かけてじっくり焼く。
まるで鮎の骨格から肉付きまで
熟知しているかのような火入れだ。
長良川の鮎と確実に味わいが違う。
内臓の苦味もやや強く、味の深みもことなる。
この和良川の鮎に絶賛の声が飛び交う。
一旦口休め
ソーセージとサラダ。
このソーセージには熟れ寿司のご飯が鋳込んである。
歯を入れぷちんと弾けたところでその醗酵の味わい。
やはりここでも鮎が顔をだす。
三尾目
長良川の鮎のうるか焼き。
ここで味わいも変化するが、
このうるか焼きも何年か前とはかなり違いを感じた。
見事な一品である。
野菜の天ぷらとアジメドジョウの唐揚げ。
このアジメドジョウは貴重な魚で本当に清流にしか生息しない。
こんなにたっぷり食べられるのは贅沢の極みだ。
そして鮎のピッツア。
これが傑作。
想像を超える氷魚の量。
なかにはカチョカバロと鮎の魚醤が入り、
ここでしか成し得ないピッツァが出来上がっていた。
「これはすごい」
「こんなん初めて・」
「これを食べると不幸になる」
など素晴らしい反応であった。
締めは鮎ラーメン。
これもまた見事な味わい。
鮎を堪能したコース。
普通何々尽くしとなると、どこかで飽きがきたりするのだが、
そんな感情もなく心から鮎を満喫したのであった。
デザート
ほうじ茶と山椒のアイスクリーム。
満腹と満足の昼食。
「川原町泉屋」
岐阜市元浜町20
058-263-6788
投稿者 geode : 01:26