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2014年07月31日
「Chi-Fu」 大阪・西天満・中華料理
6月の記録。
大阪・西天満の「Chi-Fu」。
付き出し。
ワンタンの皮をあげたなかに腐乳。
その熟成した味わいに水出しの凍頂烏龍茶の相性。
流石というマッチング。
小さな前菜たち。
これは中国の茶道具の器でサーブ。
立体的なプレゼンテーションが面白い。
取り分けるとこの4種類。
赤貝は生姜の味わいがきいている。
春巻は空豆と高菜の力が大。
豚すね肉のにこごりはぷるっとした食感。
鱧は山椒の辛みがいいアクセント。
磯辺。
砂浜を思わせる皿に、
アワビと海苔のソース、ウニにおかひじきなど
まさに砂浜の情景を写しとったようなもりつけが愉しい。
海南島より。
海老のすり身とイカを混ぜたあげ団子。
左にはクミンなどスパシシーなピュレ、
右は黄唐辛子のピュレ。
甘みと辛みとのバランスであげ団子が変化するのがたのしい。
初夏の楽園。
トマト、ラディッシュ、コリンキー、
アスパラガス、ナスなど。
赤酢のゼリーや辛みの効いたソースなどで、
これらの野菜をみごとにまとめていた。
山の佛跳?。
中華料理最高峰のスープは海鮮を中心に構成されるが、
それを山の食材に変えるとどうなるかというメニュー。
金華ハム、山芋、すっぽんなどからだしを取る。
そのうま味は奥深い。
稚鮎のフリットを加えることで、
苦味がコクに大きな働きをする。
発酵。
キハタを煮込むのだが、
そこに中国の漬物のソースをプラスすることで
味わいに奥行きが生まれ、
クレソンや山椒のソースなどで爽やかさも生きる。
獅子頭。
あげ蒸しの肉団子。
毛ガニ、とうもろこしのソース、黒酢など、
微妙な酸味と苦味のバランスで肉団子の味わいが
面白いように味わいが変わる。
伝統と起源。
バーツァン(中華ちまき)だ。
これを食べて40年以上の歳月が流れる。
これを食べる度に幾多の記憶が蘇る。
熟成。
黄ニラと金華ハムの汁ビーフン。
これもまた「ビーフン東」たらしめる料理。
アヴァンデセール。
紹興酒のプリン。
酸辣甜。
酸っぱい、辛い、甘いの三種の味わいを含むデザート。
ライチのシャーベット、桃のアイスクリームとコンポート。
意欲的なデザート。
締めはプアール茶で、
この場でついた脂肪を洗い流すかも・・・。
極めてアグレッシブな献立で
エキサイティングなディナー。
「Chi-Fu」
大阪市北区西天満4-4-8 1F
06-6940-0317
投稿者 geode : 02:27