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2014年09月05日
「ラ・ボンヌターブル」 東京・日本橋・フランス料理
東京・日本橋。
この春「コレド室町」に開店した「ラ・ボンヌターブル」。
「レフェルベソンス」の新業態である。
カジュアルな展開。
この日はランチ。
まずは瑞々しい野菜を使ったサラダ。
香りが強く、大地の力を感じるが、
決して、その力でねじ伏せようという感じではなく、
むしろ優しい。
パン。
大阪のシュクレクールから届く。
小麦の香ばしさが素敵だ。
料理はプリフィックス。
前菜。
新タマネギの温かいスープと自家製のベーコン、
新じゃがいものニョッキの炭火焼き
オーブン焼きしたビーツとホウレン草。
タマネギの甘みはハチミツをおもわせるほど。
ニョッキのコクとベーコンの脂分と
スモーク香が見事な出会いだ。
メイン。
短角牛挽肉のラグー、
モッツアレラチーズと帆立貝のムースのパイ包み、
バジルの香り 打木かぼちゃのソース、
梶谷農園から届いたハーブとダークチェリーのサラダ。
このしっかり焼けた色合いには、喉が鳴る。
ナイフを入れる牛肉とチーズの香り。
食べるとチーズのコクも印象的だ。
野菜の味が濃厚なので、良いバランスである。
このようにしっかりしたパイ包み焼きを食べると
うれしくなる。
デザート。
沖縄産マンゴーとブランマンジェ
パイナップルとパパイヤのクリーミーなシャーベット
泡立てた甘酒に美しい花畑を浮かべて。
パイナップルの南国特有の甘みアクセント。
しかし、軽さをどこまでも忘れない一皿。
一瞬たこ焼に見えるデザートは
フォンダンショコラを思わせる食感と
ラズベリーの酸味が見事な一体感。
コーヒーはペルー チョンタリ村産の豆を浅煎り、
ドリップで一碗ずつ抽出。きれいな酸味を楽しむ。
店内の盛り上がりも見事で
楽しいランチの時間となった。
店名の「ラ・ボンヌターブル」は
フランス語で「楽しい食卓」という意味。
まさにそれを体現したランチであった。
「ラ・ボンヌターブル」
東京都中央区日本橋室町2-3-1コレド室町2
03-3277-6055
投稿者 geode : 01:04