2014年09月29日
「皇家龍鳳」 大阪・リーガロイヤルホテル・中華料理
大阪・中之島「リーガロイヤルホテル」の
中華料理店「皇家龍鳳」。
ある尊敬する料理人の古希を祝う会であった。
集まったメンバーはやはり料理人が多い。
それぞれ一国一城の主である。
40名程度の宴会であったが、
じつにゆるやかな空気が流れ、
主役の料理人の人柄がにじみでるような雰囲気だ。
ゲストを代表して器を扱う美女の心あたたまる言葉。
続いて乾杯の挨拶を担当した。
前菜5種盛り合わせから始まる。
蒸しどりや焼き豚、クラゲなど
中華料理の定番が並ぶ。
ほっとするのだ。
五目揚げもち餃子。
一見餃子と思えぬ外見。
サクッとした食感から甘みのある餡がこぼれる。
二種小籠包。
やや皮は厚めである。
少人数の宴会ゆえに、全員がスピーチをする。
これが個性豊かで、
主役への尊敬と愛情があふれる内容であった。
名物のフカヒレ煮込み。
とろりとした独特のスープの味わいが秀逸だ。
ハタの蒸し物 香り醤油。
ぷるんとした口の中でのはじけ具合が見事。
上海蟹。
味噌の旨さこそだ。
海老の甘辛ソース。
これも名物。
やわらかな甘みが余韻を長引かせる。
五目炒飯。
安心感が拡がる味わい。
フルーツ入り杏仁豆腐。
各テーブルをみんな笑顔で行き来。
この笑顔こそ、この会を象徴していた。
最後に主役が
「ここ数年ホントに料理が面白くなってきました。
考えることも、厨房にいる時間もどんどん長くなってきました」
と挨拶された。
古希を迎え、この言葉が持つ意味は大きい。
「皇家龍鳳」
大阪市北区中之島5-3-68 ウエストウイング 15F
06-6448-1121
投稿者 geode : 02:00