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2014年10月10日
「蓮香」 京都・新門前・中華料理
ほぼ一ケ月ほど前のこと。
京都は新門前に7月開店した「蓮香」という中華料理店。
以前「婆娑羅」という中華料理店があったところ。
店名も変わり、料理長も変わった。
まだ20歳代の料理長が広東料理をつくる。
以前の四川料理ベースの創作料理とは趣のことなる料理である。
30歳代の独立組は結構目立つが、20歳代で店を任されるのは数少ない。
八条口の「燕 en」も20歳代である。
京都の町家を見事にリノベーションした店内は、
ゆったりしたカウンターが伸びているが、
この日は体躯の大きな男性ばかり。
やや暑苦しい感じ。
このメンバーは毎月いろいろな料理店で食事をするのだが、
中華料理店での盛り上がりが際立っているのだ。
ここはカウンターだが、円卓を囲みそれぞれの顔が見え、
表情がわかるというのは大事なことなのかもしれない。
厨房には焼き場があり、広東料理ではこれを多用するので楽しみだ。
カウンターでどんな演出をするのか。
これは料理人だけでなく
サービスの人間のパフォーマンスが重要な役目を果たす。
さあ、いきなり立派な甘鯛を見せてくれた。
「今日、御料理する甘鯛でございます」
ここでぐっと気持ちが料理に向かう。
スタートは豚肉の揚げもの。
このころもが中華らしい。
米粉を使いサクサク感が出ている。
黒酢と紹興酒のソース。
つぶ貝の湯引き。
千鳥酢、唐辛子、塩レモンをミックスしたタレがつく。
フカヒレの姿煮。
北京ダック。
この姿というか焼き色に心が高ぶる。
こういう形でキレイに巻く。
ボリュームはないが贅沢な一品だ。
甘鯛の蒸し物登場。
さっぱりとしながらもコクあり。
アワビの料理。
様々な味わいを含みながらも、噛むとアワビの滋味がやはり濃厚だ。
トマトを酒で漬けたもの。
豆苗の炒めもの。
もくずかにのあんかけ。
焼き物を見せてくれる。
また気分が高揚だ。
叉焼と鶏の焼き物
クレソンのサラダ。
伊府麺。
咸魚炒飯。
これはリクエスト。
咸魚が好みで、その塩味と香りが見事に生かされている。
杏仁豆腐で締めくくる。
またしても男性の会話は弾み、盛り上がりをみせた一夜であった。
「蓮香」
京都市東山区新門前通大和大路東入西之町232
075-204-5340
投稿者 geode : 01:28