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2014年10月30日
「ピエール」 大阪・梅田 インターコンチネンタルホテル大阪・フランス料理
気になりつつなかなか訪れる機会がなかった
「インターコンチネンタルホテル大阪」の
フランス料理店「ピエール」のランチに出かけた。
20階からの眺めは流石という感じである。
グランフロントの喧騒から隔離された状態でランチが進む。
パリの三つ星はホテルのレストランが多くなった。
だが、日本の場合はどうしても食べる側に
「ホテルの料理」というイメージが強く埋め込まれているのだ。
しかし、ホテルという組織が持つ力などは、
ホテルでないと成し得ないスタイルがあるはずだ。
そんな思いを描きながらの食事であった。
まさにモダンなスタイル。
野菜を多く取り入れ、いまの時代の風を表現する料理である。
ホテルの料理も、やはり時代の流れを敏感に感じ取り、
むしろ流れを先取りするような勢い。
バターは有塩と無塩の二種。
パンも数種類用意されている。
アミューズは鰻とビーツ。
北海道産毛蟹と冷たいトウモロコシのクリーム。
アクセントしての紅芯大根が生きる。
野生のキノコのリゾット。
これがメインである。
ほかに仔羊、鮃などがあったが、
キノコのリゾットが気になった。
正解であった。
キノコの深い味わいがストレートに伝わってきた。
これが仔羊の料理。
コースとは別にオーダーしたブレス鶏のロースト
黒トリュフ風味のポテトピュレ。
この皮目パリっと焼けた感じは美しかった。
アヴァンデセールには
白ワインのゼリーとブドウのソルベ。
デザートは苺とメレンゲのヴァシュラン。
エスプレッソ。
ミニャルディーズ。
サービスも含め、やはりホテルの力を感じたのであった。
「ピエール」
大阪市北区大深町3番60号
インターコンチネンタルホテル大阪20階
06-6374-5700
投稿者 geode : 01:00