« 「アドック」 大阪・福島・フランス料理 | メイン | 「月泉」 大阪・西天満・中華料理 »
2014年11月13日
「ポンチ軒」 東京・新御茶ノ水・とんかつ
東京で仕事をする。
夕方、新幹線に乗る前に無性にとんかつが食べたくなった。
タベアルキストのマッキー牧元さんに連絡を取り、
教えてもらったのが新御茶ノ水の「ポンチ軒」である。
店頭に立ち、そこに置かれたショップカードを見ると
「目白 旬香亭」とある。
気になる。
店内に入り、僕はロースカツ、
同行者はヒレカツをオーダーする。
「ココって『旬香亭』と関係があるのですか?」
「オーナーが同じなんです」
「じゃ、斉藤元志郎さんですか?」
「そうなんです」
懐かしいシェフの名前だ。
聞くと、現在は静岡で「旬香亭」というレストランにおられるとのこと。
約30年ほど前、
四ツ谷に「オーベルジュ・ド・ブリクール」という
フランス料理店があり、
そこのシェフを勤めていたのが斉藤元志郎さんであった。
その豪快な料理に魅せられ、何度か通った記憶が蘇ってきた。
その後、斉藤さんは熱海、静岡、赤坂などでシェフを勤められ
静岡で「ポンチ軒」という店を出し、
それが「旬香亭」という名前に変わったのだ。
そんな懐かしいことを思い出しながらの食事であった。
店内にはレトロなポスターが貼ってある。
テーブルに置かれたソース類もどこかそんな感じがする。
スーパー特選太陽ソースである。
キャベツだけのシンプルなサラダに
ドレッシングをかける。
このキャベツの切り方がじつに細やか。
ご飯と味噌汁、香の物。
ロースカツ。
塩を振り食べる。
脂身が甘い。
南洋の果実を思わえるほどだ。
ソースをかける。その酸味がいい。
ご飯がすすむ。
ヒレカツ。
一切れと思ったが、二切れいただく。
まずは塩だ。
これが効果的。
やはり江戸のとんかつだと、勝手に思い込む。
マッキー牧元さんに感謝である。
そして静岡の「旬香亭」にも足を運びたくなった。
「ポンチ軒」
東京都千代田区神田小川町2-8 扇ビル 1F
03-3293-2110
投稿者 geode : 00:15