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2015年01月07日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

この近江牛の小豆色には惚れ込んだ。

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数カ月前から、この日を待ちわびていた。

もっといえば、10年も以上前のこと。

タンシチューを食べ、
これがタンシチューの醍醐味なのかと実感。

以来、「くいしんぼー山中」を訪れるたびに
「タンシチューは?」と聞いていたのだが、
幻のまま10年間が過ぎた。



「いつでも作れますが、
 みなさんタンをサッと焼いて召し上がるので、
 なかなか煮込み用に取っておけないのです」
と山中さん。

タンは根本のほうは圧倒的に柔らかくうま味も強い。

「時間をいただければお作りいたします」ということで、

年末某日、念願のタンシチューとの再会となった。

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艷やかな色合い。
色っぽい。
ソースの茶褐色も申し分ない。

ナイフで切り、フォークで口に運ぶ。
期待と不安が合体。

一口目、ソースの甘味が拡がる。

そしてタンが舌に吸い付くように感じた。

瞬間にその吸引力は解け、
甘味と香りとコクに変わっていった。

歯を入れると同時にタンの繊維がほどけ、
そのエキスが舌と歯を覆い尽くしてゆく。
いわば跳躍と停止が繰り返しているような感じであった。

隣の同好の士と「こんなタンシチューは・・」
と言った切り言葉が続かなった。

三枚をペロリと平らげ、
もう一枚お替わりをしてしまったのだ。

想像はしていたものの、この味わい。
早速その時点で来年末のこの宴の予約をしてしまった。

お決まりのジャガイモとバター。
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ローストビーフ。
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これも何年か前に食べて驚いた記憶がある。

フィレとロース。
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コンソメも外せない。
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ステーキもいくらでも食べられそうだ。
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ハンバーグは当然のことながら・・。

これがガーリックライスに使う切り落とし。
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そのガーリックライス。
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デザートとコーヒー。
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さて次回はいつになるのやら・・。

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「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745

投稿者 geode : 01:31