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2015年01月15日
「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理
大晦日のお昼は祇園の「祇園 大渡」であった。
知人家族と東京から帰省のパティシエさんもご一緒。
いま、京都でも人気の割烹店である。
九州出身、福岡の調理師専門学校卒業後、
関西に移り何軒かの料理屋で修業し、
最後は大阪・今里の「津むら」で、閉店まで勤めた。
祇園といえども少し離れた場所だが、
持ち前の明るさと大胆な料理で人気を集めているのだ。
「お風呂に入りながら考えたんです」と大渡さんが話す。
「柚子風呂」という料理。
まわりはお湯で、なかは柚子釜の料理である。
そう説明されると、なんだか風呂に入ったように
緩やかな気分で味わうことができる。
コクといい、温度といいじつに見事なパフォーマンス。
スタートは、このわたの茶碗蒸し。
外は極めて寒く、この一品で身体が一気にあたたまる。
この一品がじつに効果的だと思う。
気持ちもほっとする。
浜坂のかには旨いに決まっている。
味噌は「どうだ!」と叫んでいるようであった。
あんこうの肝もねっとり、酒を呼ぶ。
津居山のコッペは蒸し寿司仕立て。
これも贅沢三昧という感じがする。
フライング白味噌雑煮にはフカヒレが入る。
大渡さんらしい演出だ。
大きな氷見の寒ブリ入荷。
特別な手法で血抜きされたという。
脂ののったブリには大根の辛みが仕事します。
大阪・富田林の海老芋。
ねっとり肌理の細かさに感動。
まながつおに酒粕。
香の物4種。
これは日本人にはうれしい。
炊きたて白ご飯。
わらびもち。
抹茶。
大渡さんも会話に加わり、その流れが実にスムーズ。
「関西に帰ってくるとエエわ。
東京ではボケとかツッコミが全く理解されないからね」
とパティシエはすごい喜びようであった。
「祇園 大渡」
京都市東山区祇園町南側570-265
075-551-5252
投稿者 geode : 00:20