« 「凛イーストプラス」 東京・銀座・コーヒー専門店 | メイン | 「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥 »
2015年02月09日
「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理
昨年夏の開店予定が年末になったイタリア料理店「チェンチ」。
オーナーシェフは坂本健さん。
「イル・ギオットーネ」本店のシェフを
長年勤めあげてきた料理人である。
京都の町家を改造した店は、カウンターあり、
テーブル席、個室など多彩な構造になっており、
一部半地下の空間は天井が高く居心地がいいのだ。
その地下を掘ったときの土を使い、
自分たちでレンガを焼くなど、
この地に対する思いの深さも感じることができる。
夜は一万円のコースのみ。
お決まりのグリッシーニ。
可愛い。
ペルシュウは岐阜県関市の「ボン・ダボン」。
見た目はふんわりとかろやか。口に含むとこれがねっとり甘く、
すぐに次の一枚となる味わいに感動。
一気に気分が盛り上がる。
伝助穴子、菜の花、金柑。
肉厚の穴子は歯を入れるたびに甘みがにじんでくる。
蕎麦、雲子。
蕎麦粉をコロモにしたフライ。
これは旨いにきまっている。
鮑、筍。
肝ソースが双方の橋渡しだ。
黒マナガツオ、白アスパラ、木の芽。
木の芽の香りが早めの春を誘う。
アスパラの仕事は偉大だ。
仔鳩、フォアグラ、黒トリュフ、ちりめんキャベツ。
鳩は野生の趣を残しながらも気品を保つ。
トリュフとキャベツは絶妙の組み合わせ。
パスタは一品選択。
雲丹、海苔、山葵。
和のテイストを生かした逸品。
カンノーリ。
ほっと一息。
紅まどんなを使ったデザート。
苺、マスカルポーネ。
エスプレッソ。
柔らかな女性スタッフのサービスも楽しい。
これからいろいろな人たちが訪れ、またまた素敵な空間を予感。
「チェンチ」
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
075-708-5307
投稿者 geode : 01:21