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2015年04月02日
「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ
店主の山中康司さんは、食に対してとことん追求する人。
滋賀県に「マルキ 福永喜三郎商店」という精肉店がある。
「『マルキ』さんが、ちゃんとした牛を育ててくれるから、
うちらは本物が扱えるんです」
と山中さんは、訪れる度に話す。
日本の牛に対する厳格なる意見を持つ。
「小豆色」の牛をとことん求める。
もう20年以上通っているだろうが、山中さんのスタンスと意見は揺るがない。
ここの牛肉を食べると、その言葉に納得である。
この日は6名。
男性ばかりがずらりとカウンターに並ぶ。
ジャガイモとバター
これも不変のコンビネーション。
魚料理
天然のアイナメ。
バターソースとの相性も見事だが、
なによりアイナメの力があるから、
バターソースと拮抗状態だ。
コンソメ
「これはどれだけエエ肉を使うかですわ」と。
一口目はすっきり、口中温度でどんどん香りと味がたかまる。
食後は、ややねっとりとしたうま味が長く続く。
サラダを食べて。
タンシチューである。
これほどまですっきりしているのに
タンの味わいはじつに凝縮感がある。
これはかなわないと思う。
そしてカツレツファンには欠かせない、ビフカツだ。
ここの牛肉のさっぱりしているのに、印象は強く、
喉を通り抜ける醍醐味は見事そしかいいようがない。
またこのドミグラスソースのキレの良さも特筆ものだ。
締めの前にミニハンバーグ。
ドーナツ形にして卵を合わせながら食べると
一口ずつ味が変わってゆくのだ。
店ではガーリックライスと呼んでいるのだが、
牛肉の分量が半端ではない。
これで大満足である。
苺のタルト
カスタードの柔らかさも天下一品。
切り分けるとこのようになる。
コーヒーでおしまい。
6名笑顔でここを去っていったのである。
「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745
投稿者 geode : 01:44