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2015年06月30日
「ダルーポ322」 神戸・西宮・イタリア料理店
西宮にある「ダルーポ322」のメインは熊本の赤うしであることが多い。
この日も赤うしをメインに食事は進んだ。
ホワイトアスパラガスとジャガイモのピュレ。
基本の液体はアスパラガスの皮のだしである。
そこに岩牡蠣とキャビアがのる。
なめらかな口当たりに岩牡蠣の食感とキャビアの塩分が加わる。
初夏を告げる一皿である。
次の料理はアコウである。
回りにはえんどう豆のソースが円を描く。
これも夏の味わい。
アコウのコクがありながらも爽快感を漂うわす味わいに
えんどう豆のソースが花を添えた。
「熊本つながりで馬肉のカルパッチョです」と。
これもまたあっさり。
むしろ淡白と言ったほうが正解かもしれない。
だが、味蕾を刺激する味わいはきちんと表現されている。
穴子のリゾット。
これは燻製をかけているので、
その香りがリゾットの存在感を高めている。
アーティチョークもいいアクセントだ。
スモークの力がこれほどとはうれしい想定外。
トスカーナ地方のパスタ。
ピンチである。
やや太めで少しモチっとした食感が楽しい。
フレッシュトマト、バジリコ、パルミジャーノ。
旨みがどんどん重なってゆく。
そしてメインの熊本の赤うしだ。
炭火でじっくり火入れされた赤うし。
噛んでいると、陶酔感が生まれてくるほど。
赤身の肉の本領発揮という逸品!
左奥の脂身をカリカリにまで焼いたのもたまらなく旨い!
デザートはカンノーリとピスタチオのアイスクリーム。
ビスコッティとエスプレッソ。
満足と充実感のディナーであった。
「ダルーポ322」
兵庫県西宮市産所町3-22
0798-22-9744
投稿者 geode : 01:31