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2015年11月20日

「オテル・ド・ヨシノ」 和歌山・手平・フランス料理

「オテル・ド・ヨシノ」が和歌山にオープンして10年が過ぎた。
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その記念イベント。

「オテル・ド・ヨシノ」オーナーシェフ・吉野健さんと

「ラ・ブランシュ」のオーナーシェフ・田代和久さんとの

おそらく最初で最後のコラボレーション。


料理は交互にそれぞれの料理がサーブされるというスタイル。

スタートはグジェール。
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シュー生地の中にチーズを入れたもの。

典型的なフレンチのアミューズギュールだ。

キクイモのポタージュ 田代シェフ
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白トリュフの香りとともに運ばれてきた一皿。

イモ類とトリュフの相性よし。添えられたぶどうの甘味も生きる。

和牛ボルシチスタイルで 吉野シェフ
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これが運ばれてきた時には「これがボルシチ?」と思う。

グラスの底からコンソメ、タマネギのクリーム、
和牛のコンフィが入り、上にはビーツのムースが乗る。

構成要素は確かにボルシチ。素敵な前菜であった。

イワシとジャガイモの重ね焼き、トリュフ風味 田代シェフ
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これは田代シェフのスペシャリテ。

イワシとジャガイモの見事な融合に感動。

シュープリーズ ド フォアグラ 吉野シェフ
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これも吉野シェフのスペシャリテ。

球体のゴールドの飴を割ると、中からフォアグラのムース。
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飴の甘さとフォアグラの二重の甘味が相乗効果をもたらす。

二人のスペシャリテは磨きぬかれた献立。迫力と安定感がある。

アマダイのうろここんがり焼き キャベツのソース 田代シェフ
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うろこのカリッと感とキャベツのほのかな甘味がハーモニーを奏でる。

メインはチョイス。

ジビエはシャラン産の鴨 田代シェフ
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鴨の滋味を十分に感じると同時に小蕪の食感と甘味が印象的だ。

直球勝負の一皿である。

熊野牛とロニョンドヴォーのポワレ 赤ワインソース 吉野シェフ
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しっかりした赤ワインのソースがいい。

ブランマンジェ キャラメルのアイスクリーム添え 田代シェフ
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ぎりぎりまでの柔らかさのブランマンジェにビターなアイスクリーム。

モネの愛したクリスマス・プディング 吉野シェフ
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焦がしバターのケーキが見事。

ミニャルディーズ。
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田代シェフは自店のスペシャリテをズラリと登場。

流石に二人の王道にして勢いがあり、
フランス料理をしっかり味わったという思いが強いディナーであった。

「オテル・ド・ヨシノ」
和歌山市手平2-1-2 ビッグ愛 12F
073-422-0001

投稿者 geode : 01:33