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2015年12月09日
「熟成和牛焼肉 雄三郎」 神戸・加納町・焼肉
熟成肉がこのところ話題を席巻する。
各地に熟成を謳う店舗が増えている。
神戸の「熟成和牛焼肉 雄三郎」のオーナー・三木雄三郎さんは
「世間にいわれているドライエイジングとはちがって、
ここがウエットエイジングです」とのこと。
カウンター8席、まるで割烹のような趣き。
八寸のような前菜。
鬼おろしにハネシタ・天だし、和牛煮こごり、
炙りとろにゴマペースト、かぶらには肉味噌、
ブロッコリー・カリフラワー。
長皿にずらりと並ぶ熟成肉。
ヒウチ、ハネシタ、マルシン、イチボ、神戸ビーフ、肩ロースの芯など。
これらをオーナーの三木さんが丁寧に焼いてくれ、
それぞれに合わせる塩やタレ、薬味などを説明するのだ。
熟成といっても香りはドライエイジングのそれとは異なり、
香りというより味わいの深みに惹かれる。
フィレ肉はステーキとなる。
これは塩で食べるのだが、
コクの出方は熟成のなせる技かと思ってしまう。
締めの半田そうめんのタレの酸味がいい。
ひとさじカレーという配慮もうれしい。
デザートはカタラーナ。
三木さんの美学が熟成和牛の姿を通して見えてくるような食事であった。
「熟成和牛焼肉 雄三郎」
神戸市中央区加納町3-12-7
078-232-7099
投稿者 geode : 01:04