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2016年01月05日
「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ店
二年続いて一年の最終土曜日は「タンシチュー」の日と決まっている。
いわば、一年間待ち続けた「タンシチュー」である。
京都・桂にある「くいしんぼー山中」で
ずっと前に食べたタンシチューの味が忘れられないとカウンターで話していると、
「くいしんぼー山中」の大将が「ちょっと時間を貰えれば作りますよ」ということで実現した。
タンは根元が圧倒的に柔らかくて味が濃厚だ。
「それは煮込みより、塩タンにして食べてもらうことが多いのです」と。
というわけで、根元の部分を残してもらってのタンシチューである。
タンシチューは煮込みである。
ややしっかり煮込まれた濃密な味わいを予想するが、
なんとこのタンシチューは非常に軽やか、
そしてナイフを入れた時の力具合は、なんとも優しいのだ。
口に含んだときの解け具合や舌を覆い尽くすは鮮烈だが、
濃いという感じが全くしないのが不思議なくらいだ。
優しく舌に馴染んでくるといったほうがいいだろう。
「やっぱりエエ素材を使うと、そんなに煮込まんでもしっかりと味わいがでてきます」
と山中さん。
しなやかでありながら、抵抗することなくすっと歯が入り、
喉を通って胃袋に収まってゆく。
おかわりを何度でもしたくなった。
この日は、牛肉つくし。
「魚は鯛がありますが、どうなさいます」と問にも
「今日は牛一本槍です」と応えるほどに、こちらのくいしんぼーチームの意気込み。
当日の献立は
定番のジャガイモ&バター
ローストビーフ
これがすこぶるつきの味わい。
タンシチュー
コンソメ
これも比類なき!
ステーキ
ビーフカツレツ
旨いの、なんの!
ハンバーグ
ガーリックライスという名前のビーフライス
というわけで牛肉三昧の時間が過ぎ、来年の予約を決定。
「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745
投稿者 geode : 01:26