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2016年03月10日
「北新地 弧柳」 大阪・北新地・日本料理
北新地の「北新地 弧柳」。
店内の空気が明るいというか、クリアである。
居心地がいいのだ。
いきなり椀物がサーブされる。
蓋をあけると、なんと「月の輪熊の山菜椀です」という説明。
確かに季節的な熊である。熊の脂は非常に上品でスッキリである。
そこに山菜のほろ苦さが加わると、その相性は素敵だ。
すっかりテンションが上ってしまう。
突き出しは
若ごぼうにこんにゃく、安納芋の白和えである。
ほっこりする。
「魚庭」北新地 弧柳のあり方を表現する一皿。
平目に白甘鯛。
みる貝。
本マグロに卵黄。
寒ブリの焼き霜。
椀物は蟹である。
ワカサギが出る。
河内レンコンが添えられる。
フグの炙りにしらこ。
真子のへしこの粉末など。
泉州タマネギのピュレ。
主・松尾慎太郎さんの世界。
氷魚にうるい。
柚子胡椒のかき氷。
氷がとけて香りが残る。
宮崎牛のあぶり
フキノトウ味噌の香りがいい。
海老芋もコクが牛肉とのマッチングをよくする。
高槻のキタヒカリと箕面の水を使ったおかゆ。
さっぱりと気持ちが和む。
デザートは白いちご、キンカン、きな粉餅、酒粕のクリーム。
きな粉餅には鋭く反応してしまった。
ミシュラン・ガイド三ツ星の実力を堪能したのであった。
「北新地 弧柳」
大阪市北区堂島1-5-1 エスパス北新地23 1F
06-6347-5660
投稿者 geode : 03:27
