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2016年04月18日
「鮨人」 富山・富山市・寿司屋
黒部で一日目の取材が終わり、そこから約1時間で富山。
お目当ての「鮨人」という寿司屋に到着。
午後6時スタート。カウンターは満席である。
何年か前に訪れて以来だ。
シャリが炊きあがる。
半切りに入れ、そこに大将の木村さんが赤酢をいれ、混ぜ合わせる。
酢の香りが一瞬カウンターを覆う。
「南部鉄の釜を使って湯炊きです。10分で炊きあがります」と。
アラは焼き霜。
バイ貝、甘味を強く感じる。
紅白の海老。
白エビは昆布締め。旨みが乗る。
ホタルイカのソフトジャーキー。
づけにしたホタルイカを風干し。
なんと清酒を呼ぶことか!
のどぐろのねぎま。
カニのにぎり。
こののどぐろは記憶の襞にしっかり刻みこまれた。
やられた一品。
ゆでただけのホタルイカ。
素材の力を実感する。
これは富山ならではの体験である。
アジの艶めかしいこと。
茶碗蒸し。
水と梅干し。
この爽やかな酸味が素敵だ。
鯛の昆布締め。
桜ますのきれいなコクがうれしい。
甘鯛は昆布締めにしてから焼く。
牡蠣のペーストで寿司飯を和え、うえに奥飛騨のキャビア。
酒を飲む人間にはたまらない。
和歌山のマグロ。
赤身はづけだ。
鉄分を感じる。
トロの脂もきれい。
その日の魚の骨と血を12時間火入れ。
仕上げに海老の殻と頭を入れ、追い鰹。
味噌は一切入っていないが、それが信じられない味わい。
脳髄に響く!
真イワシ。
うなぎときゅうり。
大満足。
アイスモナカ。
皮のパリっと感が香ばしい。
季節が変われば、また訪れたい一軒である。
「鮨人」
富山市新根塚町3-5-7
076-422-0918
投稿者 geode : 01:18