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2016年04月20日
「江戸菊」 大阪・瓦町・日本料理
大阪・道修町といえば薬の街であった。
堺筋の高麗橋には「三越大阪店」があり、その近くの集英小学校に通っていた。
いまは開平小学校と校名は変わり、三越百貨店も超高層マンションとなり、
その1階にある「エルマーズグリーンカフェ」という店でコーヒーを飲むことも多いのだ。
つまり馴染みのある界隈。
そこに大正3年からずっと店を構える「江戸菊」。
そのサインには割烹、すき焼きと書かれている。
この近くで打ち合わせがあり、
担当者と昼ごはんということになり久々に「江戸菊」ののれんをくぐった。
メニューを眺めるも、やはりすき焼きに目が向いてしまう。
仲居さんが焼いてくれるコースではないが、
テーブルに運ばれてきたすき焼きセットは魅力的な芳香を放つ。
牛肉・豆腐・タマネギ・麸などがすき焼き鍋にぎっしりだ。
卵を溶くかどうか迷った。
溶く、溶かないではなく、じつは卵をつけるかつけないか、なのだ。
すき焼きにおける卵の地位と役割は理解しているが、
卵をくぐらせることによって、牛肉の味わいが薄らいでゆく場合がある。
それが問題なのだ。
この日は、溶くことにした。
まずは牛肉から始める。
割り下のきいた牛肉のコクと味わいに卵が絡む。
それをご飯にのせ食べる。
その一体感に満足を覚える。
割り下の存在は偉大である。
昼間のすき焼きは、なんだか贅沢な気分を味あわせてくれる。
担当者ともいろいろな話題がひろがり、いい時間であった。
「江戸菊」
大阪府大阪市中央区瓦町2-4-12
06-6231-5858
投稿者 geode : 01:13