« 「祇園 一道」 京都・祇園・鉄板焼き | メイン | 「あま野」 大阪・福島・寿司 »
2016年06月03日
「モリエール」 北海道・札幌・フランス料理
あっという間にディナーの時間が過ぎていった。
初めての「モリエール」。
男性二人の食事であったが、気分がどんどん高揚していった。
まわりのテーブルもすべて満席。
ビジネスディナーもいれば、女性3人組、カップルなど多彩なゲストが、
それぞれのテーブルで盛り上がっているのが、レストランの雰囲気を作っていた。
久しぶりにこんな空気感を味わった。
熱々のパイが届く。
トマトとチーズのアンサンブル。
軽い。
つづくごぼうのスープも熱い。
泡からしてごぼうだ。
白魚は大葉で巻かれ、フリットに。
サクッとした歯ごたえのあとは、なんと艶めかしい口当り。
白魚が溶けてゆく。
雲丹にオクラ、コンソメジュレがかかり、下はフロマージュブラン。
味わいの重ね方が美しい。
サラダには、こんな卵が添えられる。
アスパラガスにチーズ、黄身という黄金の組み合わせ。
どんどんテンションがあがってゆく。
ほっき貝がデカイ。
この甘味はやはり現地ならではの味わい。
食材と発想の勝利である。
カスベのムニエル。
カスベとはエイのこと。
そのヒレをムニエルにした焦がしバター。
これも鮮度がモノをいう食材。
紅茶とレモンのソルベ。
メインは鹿である。
これはストレスなく一撃で仕留められた鹿。
それを適度な熟成で、炭火で焼く。
この火入れも、ここ2・3年で変化があったという。
ビーツやリンゴのコンポートも効果的だ。
添えられたジャガイモのグラタンは30年前の開業以来人気アイテム。
カリッと焼けたパンにクロタン・ド・シャヴィニョルという山羊のチーズ。
黒こしょうをきかす。
ビンテージシェリーがぴったり。
イチゴのソルベ。
そこに熱したイチゴ。
二つが一つになる。
エスプレッソ。
フルーツケーキ。
ワインペアリングもしっかり楽しめた。
フランス料理を満喫したのであった。
「モリエール」
札幌市中央区宮ヶ丘2丁目1-1 ラファイエット宮ヶ丘1
011-631-315
投稿者 geode : 02:45