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2016年06月14日
「鈴屋」 神戸・有馬温泉・鉄板焼き
年に1回か2回訪れる有馬温泉。
温泉に入り、宿から出かけ餃子を食べ、再び温泉に入り、眠る。
この「鈴屋」の餃子を食べるのが目的のような有馬温泉である。
カウンターと小上がり。
いつも小上がりに座り、4・5名で食べる。
この日は枝豆から始まった。
ほどなくカウンターの鉄板で焼かれた餃子が届く。
片面はカリッと香ばしく焼けている。
茶褐色が旨みを誘う。
しかし、片面はツルッと柔らかい。
その差が美味さに繋がる。
ツルッとのあとにやや濃厚な味わいがグッと口の中で広がる。
これがクセになる味わい。
つづいて焼きそば。
これはシンプルな仕上がり。
そこに玉子を加えると食感に差異が生まれる。
この差異が味わいに変化をもたらす。
そしてお好み焼きだ。
これもまた素直な焼き上がりだ。
中に卵が仕込まれていた。
締めはいつも手羽先である。
スパイシーな味付けと、カリッとなる寸前まで焼き目をいれる技が見事だ。
ついつい手でもってしゃぶりつきたくなるのだ。
ごくごくありふれた鉄板焼きの店。
店内もその風情が漂っている。
だが、一品ずつ個性があり、ふとした瞬間思い出す味わい。
「鈴屋」
神戸市北区有馬町483-3
078-903-1196
投稿者 geode : 01:16