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2016年06月23日
「祇園 きだ」 京都・祇園・日本料理
長らく「祇園 さゝ木」で佐々木浩さんの元で働き、
富山の「雅楽倶」祇園の「楽味」などを任されていた木田康夫さんが、
この度独立を果たし、祇園に「祇園 きだ」という日本料理店を開店した。
カウンター8席に馴染みの仲間が揃った。
緊張と緩和と喜びの会食である。
スタートは毛蟹とウニ。
トマト風味のジュレがまとめる。
ジュンサイ、そうめんカボチャなど。
さっぱりと軽やかなに始まる。
甘鯛の一汐ものと蛸の梅酢漬け。
甘鯛の旨みが濃い。
椀物は鱧と新玉ねぎの味わいが拮抗するぐらいだ。
新鮮な印象を受けた。
舞鶴のトリ貝。
最後だという。
ぽってり肉厚のトリ貝に肝。
口の中で旨みが回る。
大阪湾のイワシ。
鮮度が命だ。
かつおはニラ醤油で。
このインパクトがいい。
淡路島沼島の穴子。
ふんわり。繊細な味わいが見事だ。
房総のアワビを!
有田の鮎。
このぷっくらとした焼き方の妙が、味わいに繋がってゆく。
コーンスープで中腹あたり。
甘味がじつに爽やかである。
岩牡蠣のフライ。
味わいがじつに濃密である。
青ナスとアワビの椀。
これは青ナスのトロトロ感など上質という言葉が似合う。
しょうがご飯に泉州の水茄子。
ご飯のともに岡山の天然の海鰻に、浜名湖の鰻を食べ比べ。
海鰻の皮のカリッとした感がいい。
伊勢海老とあさりの椀物。
パッションフルーツとパイナップルのソルベ。これが素敵なソルベである。
開店早々に伺った。
キャリアがあり、安定感のある料理だ。
「祇園 きだ」
京都市東山区祇園町南側570-192
075-551-3923
投稿者 geode : 01:08