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2016年09月29日
「AZ ビーフン東」 大阪・西天満・ビストロ&中華料理
僕が「ビーフン東」に出会って40年以上の歳月が流れる。
一時期、店を閉じ、東京新橋のみの営業という時代もあったが、数年前に再開し、再び愛着を感じる一軒となった。
昼間は、ビーフンとバーツァンの店だが、夜のなるとストロ&中華料理と変化するのだ。東シェフのクリエィティブ精神が見事に発揮された展開。
積極的に海外のコンテストに出場するなど、つねに未来に向かう姿勢が見事である。
スタートは、イベリコ豚のチョリソとジャガイモのコロッケである。
パプリカのパン粉をまぶす。一瞬、どんな味わいかと驚きに一品だ。
蒸鶏はソースのパターンをかえる。
黒ゴマソースとヨダレ鶏タイプ。
鶏に対する火入れはおだやか。ソースが変わることで、こんなに印象が違うとは。
サンマとリンゴのマリアージュ。
サンマの脂の乗りのすごいこと。そこにリンゴの酸味と甘味が花をそえる。
イチジクのマスカルポーネチーズ。アンチョビ風味。
三者の個性がまあるい円を描いているのであった。
仙鳳趾の牡蠣のフリット。イカスミのコロモは妙なる甘味を提供する。
グァンチャーレに脂分が異なる甘味をプラス。
酢豚はシェフのおすすめ。
豚はトンポウロウのようにいちどしっかり味を含ませる。
よって豚肉のほどけ具合や酸味の出方が面白い。
辛子水菜など野菜の勢いも感じる。
北海道産の牛肉の炭火焼き。
がっつり食べる。脂身も身のうち。
マデラソースが息づいている。
焼きビーフンを少々。
バーツァンも半量。
なんだか胃袋も気持ちも落ち着くのであった。
大阪市北区西天満4-4-8-B1F
06-6940-0617
投稿者 geode : 01:28